ESSE読者から寄せられたお悩みに、清水ミチコさんがお答え!
Q:人間関係への不安。孤独にならないためにはどうするべき?
体が疲れやすく、家事と週3のパートをこなすだけで精いっぱいです。友達へのLINE、親への電話もおっくう。こんな調子だと人間関係が壊れ、将来孤独になるのではないかと心配です。
麻美さん(56歳・主婦)
A:先にあきらめておくことでしんどさを一掃できる
ご自身の疲れに気がつかれてよかったです。最近はついに、SNSでつながれない携帯電話が売れているそうですが、もともとはSNSで他人とつながれたらどんなに便利で役に立つかと思っていたら、人より先に疲労とつながってしまったという。皮肉な話です。疲れにすら気がつかないで、返信に懸命な人生になるのは避けたいものですよね。
私もはじめはXでの発信を楽しんでいましたが、うっかりしたことを書けば叩たかれたりで、最近はすっかり仕事中心です。「SNS疲れ」という言葉まであるくらいで、立ち止まらなければこれからも人は疲れ続けるばかりなんですよね。
年賀状から離脱する人が増えたときも、案外人間関係は大丈夫だったように、メールやSNSなんかも少しずつ返信しない消極的作戦で大丈夫ですよ。
私の知り合いは事故で入院してから3か月間、まったくメールを開くこともできなかったけれど、退院して開いてみたら、不要なつき合いがいかに多いことか初めて気がついたと言ってました。腑に落ちる話ではないですか。まずは自分のつき合いから整理したいものです。