何年も同じ家具の配置で過ごしていると、多少不便があっても原因がわからなかったり、見て見ぬふりをしたりすることもあるかもしれません。小学生の女の子2人と2歳の男の子を育てる、ESSEフレンズエディターで整理収納アドバイザーの高橋香織さんも、快適に過ごせているはずの自宅が「なんとなく落ち着かない…」と感じることがあったといいます。そんな中、思いきって大がかりな模様替えを実行。その背景や工夫について語ります。

おもちゃや教科書、書類など様々なものを収納
【Before】オモチャや教科書、書類など様々なものを収納している、無印良品の大型家具
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スタッキングシェルフは縦から横へ、ユニットシェルフは3列から2列に

スタッキングシェルフ
【Before】以前までは縦向きに設置していたスタッキングシェルフ

ダイニングテーブル側に置いていた無印良品のスタッキングシェルフ。正方形の棚を基準に、高さや幅を変えることができる無印良品で人気の家具です。これまでは、高さ200cm×横82cmの縦長で使っていましたが、そのまま横に倒して、リビング側のテレビ下へ移動させました。

一方、リビングに置いていたユニットシェルフは、テレビ台も兼ねた3列の配置から、2列に変更。高さ175.5cmはそのままに、横幅を250cmから168cmへと短くしました。こちらも組み換えが出来る無印良品の人気の家具。今回は引き出しを取り外したり、扉つきの部分を移動させたりしました。

子どもが触ってしまうものを厳選することで解決

テレビ下の収納
【After】スタッキングシェルフを横向きに変更。オモチャ、アルバム、ティッシュのストックなどを収納しています

テレビ側は、スタッキングシェルフを横向きにしたことで、以前のような圧迫感がなくなり、リビングがとても心地よくなりました。

ただ気がかりだったのが、子どもに触られたくないものの置き場所が減ってしまったこと。

そこで、「本当にこの場所に必要なものか」厳選してみることに。

すると意外にも、スペースに余裕ができました。あいた場所には、あえて子どものオモチャを置いてみたところ、自然とそちらに興味が向いたようで、触られたくないものに子どもの手が伸びることがほとんどなくなりました。