ついにやってきた梅雨明け。これから真夏になる前のタイミングでぜひ掃除しておきたい場所があります。
掃除研究家のおそうじペコさんによると、それはズバリ窓。

「冬から春にかけて花粉や黄砂がついたままの状態で、梅雨の雨風を浴びた窓にはさまざまな汚れがこびりつき放題。梅雨明けのタイミングは適度な湿度もあり、ホコリも舞い上がりにくく汚れも緩んでいるので、窓掃除のベストタイミングなんです!」

ここではおそうじペコさんに、ラクできるのに優秀な窓掃除アイテムを紹介していただきました。

めんどうな窓掃除がラクに!掃除マニアも使い心地にビックリ

窓掃除というと水が周りに飛んで汚れたり、洗剤や道具を用意したりと準備や片づけが大変ですよね。そこで、私が出合って劇的に窓掃除がラクになったアイテムについて紹介します。

スプレーガラスワイパー
すべての画像を見る(全9枚)

私のオススメアイテムはこの「スプレーガラスワイパー」(アズマ工業株式会社)。

どんな機能が使えるのかポイントをまとめました。

●ポイントその1:1本で3役

各部の機能を解説する画像

洗剤を入れるスプレーボトル、汚れをふき取るモップ、水気をきるワイパーと、窓掃除に必要な3つのアイテムがひとつになっています。3役ですが軽くて扱いやすいところもうれしい。

●ポイントその2:周囲が水で汚れない

バケツに水を入れたり、ホースやペットボトルの水を流さずに掃除ができるので周囲が水浸しでびちゃびちゃになることがありません。つまり、室内側からの窓掃除もラクちん。これには感動しました!

●ポイントその3:モップ部分が使いやすい

マイクロファイバー素材のモップ部分を取り外す様子

モップ部分がやわらかいマイクロファイバー素材なのでガラス面に密着し、細かい汚れもふき取ることができます。

また、マジックテープで装着しているので汚れたら簡単に取り外して洗うことができます。交換用のスペアモップもあり、古くなったら買いたすことも可能。

●上手な使い方とコツ

次に「スプレーガラスワイパー」を使った、時短でキレイに仕上がるコツと手順をご紹介します。

1.まずはホコリを払う
大きめのハケでホコリを払う様子

手で触って窓の表面がザラつくほど汚れが付着している場合、大きめのハケ(100円ショップなどで売っています)などでサッと汚れを落としていきます。ここで砂汚れ等を払っておくと、次に水を使っても泥になることを防止できます。

2.スプレーボトルに中性洗剤をまぜる

本体についているスプレーボトルに水を入れ、台所用中性洗剤を1~2滴混ぜます。
中性洗剤の界面活性作用で汚れが落ちやすくなり、表面張力によって水の膜ができにくくなるため水きれがよくなります。また、窓の素材はアルミ素材のものが多いため、中性洗剤は安心です。

窓全面にスプレーする様子

洗剤を混ぜた水をスプレーします。窓全面にたっぷりスプレーするのがコツ。

3.モップ部分で汚れをふき取る
モップ部分で汚れを拭き取る様子

スプレーした水溶液を伸ばしながらモップ部分で汚れをふき取ります。汚れのふき残しがないよう横と縦の両方向をふきます。

4.ワイパーで水きりする
ワイパーで水切りする様子

モップで水ぶきした水が乾かないうちにワイパーを使って手早く水きりをします。

水きりの順番は横→横→横→、最後に一気に上から下に縦にきります。

ワイパーについた水気をふきとる様子

一回ごとワイパーについた水気をふきながらやると、水滴や洗剤の泡が残りにくくなり、きれいな仕上がりになります。

5.仕上げチェック

最後に四隅を雑巾でふき取り、全体が乾いてから斜め下から見上げてチェックします。水滴が乾いたあとやふき残しがあれば、水ぶきではなく乾ぶきでみがいて仕上げます。

窓を掃除する前と掃除した後を比較する画像

ほんの数分間の作業で汚れていた窓もスッキリ、外の景色がくっきり見えるほどきれいになりました。

以上がわが家の窓掃除の流れです。

このアイテムに出合ってから、バケツに水を汲み道具をそろえて…といった準備がなくなったため、窓掃除のハードルがぐっと下がりました。

「スプレーガラスワイパー」はカインズホームなどのホームセンターの掃除用品売り場や、楽天・Amazon等の大手通販サイトでも販売しています。1本あると便利な窓掃除時短アイテムなので使ってみてください。窓掃除が楽しくなりますよ。