ホテルは旅行目的で泊まることが多いですが、日々の息抜きとして使うのもおすすめです。ここでは「行きつけの宿を見つける」魅力や、リラックス時間を過ごすコツを、横浜にあるホテルでの体験例も交えてご紹介します。教えてくれたのは、エッセイストのほか、カウンセラーとしても活躍する若松美穂さんです。

写真:横浜氷川丸
ホテルから見える景色。横浜の海が一望できます
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同じところに泊まると、愛着と安心感が生まれる

私はすでに実家がないので、母との時間は自宅から遠すぎないホテルで過ごすことにしています。とくに彼女のお気に入りは横浜。長年海のそばで過ごした人なので、海が近くにあるとホッとするようです。

写真:横浜玄関横

行きつけの場所はいくつかあるのですが、今回は横浜山下公園の前にある「ホテルニューグランド」に泊まりました。1927年に開業された老舗ホテルです。横浜港や重要文化財の氷川丸、ベイブリッジが見えるお部屋を毎回選んでいます。

何度も同じところに宿泊すると、愛着が湧いて安心感が生まれます。いつも丁寧な接客とちょうどいい距離感が、心と体をリラックスさせてくれるのかもしれません。

ふかふかスリッパと部屋着でリラックス

写真:スリッパ

そして、個人的なお気に入りはスリッパと部屋着。小さいことのように感じられますが、実家のようにリラックスするには欠かせないアイテムです。スリッパはニューグランドのロゴマークが入ったふかふか素材で気持ちよいです。

写真:部屋着

室内着は上下で分かれています。胸元がはだけず、肌ざわりも心地よいです。また、メイク落としや化粧水、飲料水などのアメニティも用意されています。

私はアイマスクと入浴剤があればより快適に過ごせるので、そちらは自分で持ち込みます。また、お部屋の天井がやや低めなところも、個人的には落ち着く理由だと思っています。

●お散歩コースの楽しさも重視

このホテルが好きな理由は、心地よい接客やすばらしい景色のほか、ホテルと駐車場が直結していること、お散歩コースに困らないことなども挙げられます。

すぐそばに山下公園や中華街、少し足を伸ばせば「くじらのせなか(横浜港大さん橋国際旅客客船ターミナル)」や赤レンガ倉庫などもありますよ。