「勉強」はすべての人に関係があること
安川先生の著書『科学的根拠に基づく最高の勉強法』(KADOKAWA刊)には、自己効力感など、「なにか新しい情報を覚えて理解するときに、どのような方法を取ればいいのか?」ということに対し、研究によって検証された効率的な勉強法が書かれています。
「勉強」という言葉は学生をイメージしがちですが、老若男女問わず「日本のすべての人に読んでもらいたい」と安川先生は言います。
「『はじめに』でも書きましたが、この本は特定の試験や資格に向けて勉強している人だけでなく、すべての学ぶ人に向けたものです。生活していると日々新しいことが起こり、新しい知識に出合いますよね? だから“勉強”はすべての人に関係があります。私は『なにかうまくいっていない…』という人は、やり方を変えれば、劇的に人生が変わると思います」
すべての画像を見る(全2枚)「たとえば、アウトプットを繰り返す勉強法(アクティブリコール)は、『なにかの受験勉強』という狭い範囲の話ではなく、新しい情報を覚える、理解するということに最適です。記憶の定着が変わるので日常生活でも役に立つと思いますよ」
このほかにも、『科学的根拠に基づく最高の勉強法』(KADOKAWA刊)には、ノートに書き写す・まとめる、下線を引くなど、じつは科学的に効果が高くない勉強法や、勉強にまつわる心・体・環境の整え方など、目からウロコの情報が満載です。ぜひチェックしてみてください。
