体力が低下し、家事が一層つらく感じる50代。「ゆるくても支障のない家事はがんばらないことにしました」と語るのは、夫婦ふたり暮らしのミニマリストブロガー・本多めぐさん。ここでは本多さんが手放した3つの家事と、無理なく暮らすアイデアを伺いました。
すべての画像を見る(全5枚)掃除機がけから卒業。ホウキとフローリングワイパーでOK
最初は掃除機がけをやめました。そもそもわが家で掃除機が必要なのは、カーペットを敷いた場所のみ。わが家は全面フローリングなので、ホウキとチリトリで大きなゴミを取り、広い面はクイックルワイパーですませています。床が寒いので一部カーペットを敷いていますが、ホウキで日常的にゴミをとり、たまに粘着クリーナーをコロコロさせればゴミもたまりません。
私は掃除機の音が苦手でしたが、この方法に変えてから心地よく掃除ができるように。おまけに節電にもなりました。マンションやアパート暮らしの方は、周りを気にせず朝でも夜でも好きな時間に掃除できるメリットも。
掃除機がけを手放したおかげで、メンテナンスや紙パック交換という付随作業もなくなりました。花粉が気になる方や、毛足の長いラグをおもちの方は掃除機が便利かと思いますが、個人的にメリットが大きいこの方法を気に入っています。
三角コーナーを手放してお手入れの時間がなくなった
2つ目は三角コーナーのお手入れです。今まで折り畳みのスタンド型+ポリ袋をかけるスタイルでしたが、引っ越してキッチンが狭くなったため、ジャマだと感じ始めました。100均グッズを物色し試したところ、はりつけるタイプがいちばん場所をとらず、使いやすかったので変更。省スペースでキッチンが広く使えて、ストレスなく料理できるようになりました。
使い捨てなので、汚れをとる作業がなくなったのもうれしい点です。以前は本体をブラシでこすったり漂白したりしていたのですが、今やメンテナンス不要でラクになりました。
デメリットは、袋を買い続けるのでランニングコストがかかることでしょうか。私が使っているキャンドゥのゴミ袋は18枚入りで110円ですので、毎日交換すると月に約183円。この値段なら納得できるので、この方式で続けたいと思います。
私ははりつけるタイプのゴミ袋を使用していますが、そのほかにも自立タイプの袋もありました。