「ストレス」のある生活は免疫力を低下させる

ストレスを感じる女性
※画像はイメージです(画像素材:PIXTA)
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現在、日本国内における死因はがんが最も多く、厚生労働省による2022年の統計では38万5797人ががんで亡くなっています。

がんがなぜ発症するかについては諸説ありますが、いずれにしても毎日体内で発生する、がんになるかもしれないできそこないの細胞を撃退するうえで、免疫の力は欠かせません。

ストレスのある生活を続けていれば、免疫力は間違いなく低下して、健診の数字がすべて正常でも、急にがんになってしまう可能性は決してなくなりません。

免疫力を上げるために必要なこと

では、免疫力をアップさせるためにはどうしたらいいのでしょうか。

効果的なのは「好きなものを食べること」です。しかし、同じものばかりを過剰摂取するフードファディズム(食べ物の健康への影響を過信すること)は、慢性型アレルギーを発症して身体の酸化を招くリスクがあります。

私もかつて「海藻や蕎麦がよい」と世間で言われるのを聞いて、意識してたくさん食べていたら、逆に海藻や蕎麦の慢性型アレルギーになってしまいました。

食物アレルギーが人によって異なるのと同じで、体にいい食べ物も人によって異なるのです。ですから自分の体や脳が欲するサインに素直に応じて、食べたいものを食べるほうがいいのです。

一般的に体に悪いといわれるカレーや牛丼といった高カロリーの食事も、無理に避ける必要はありません。

今回は、60歳からの食事制限について紹介しましたが、このほかにも、和田さんの新刊『60歳を過ぎたらやめるが勝ち 年をとるほどに幸せになる「しなくていい」暮らし』(主婦と生活社刊)では、年を重ねるほど手放したほうがいい「心のミニマリスト」になるためのコツを紹介しています。

※アレルギーや持病がある人、カロリー制限や服薬中の人などは医師に相談の上、参考にしてください

※この記事は『60歳を過ぎたらやめるが勝ち 年をとるほどに幸せになる「しなくていい」暮らし』(主婦と生活社刊)より一部抜粋、再構成の上作成しております。

60歳を過ぎたらやめるが勝ち 年をとるほどに幸せになる「しなくていい」暮らし

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