家計簿はつけず、節約もとくに意識しない!?
シニアが楽しく機嫌よく過ごすためにもっとも大事なのは健康。ですから、いちばんお金をかけるべきは、自分の健康ではないかと考えています。
すべての画像を見る(全2枚)毎年1回、日本に帰国する飛行機は、身体が小さいのでエコノミーでもいいのですが、スペースが少し広くてラクができる、プレミアムエコノミーを利用します。もちろん、お値段が安くなるので、チケットは早めにとります。
滞在も、いつもお願いしている交通の便のよい、長期滞在型のレジデンスを予約します。少しばかり贅沢でも、慣れてる場所で落ち着いて過ごせるので、身体はラクです。
自分はいくつまで生きるのか、そして最期はどこで迎えるのか、だれにもわかりません。
でも願わくば、祖母のようにピンピンコロリで眠るように逝きたいと思っています。
健康のために自分でできることは努力しているつもりですが、最期の旅立ちについては、やはり「神のみぞ知る」。そう考えています。
命を全うするまでお金はいくらあればいいのか、もし大きな病気をしたら、いったいどれくらい必要なのか、ひとり、またはふたりとも施設に入ることになった場合はどうなるのだろう…と、お金のことは考え始めるときりがありません。
●お金の管理は苦手です
お金の管理ができなくて、すべて夫任せですが、さすがの私も自分の口座の残高は把握しています。
家計簿はつけていませんし、節約もとくにしていませんが、食材は余すところなく、きちんと使いきりますし、タオル1枚もムダなものは買っていません。
心配しすぎるよりも、楽しく使って、心と身体を健やかに保ちたいと思います。きょうという日を大切に過ごしたいのです。
クロードは緻密に計算して問題ないと言っていますが、すごく長生きして、そのとき、世界大恐慌になっていることだってあり得ます。
でも、そのときはそのとき。
老人ホームで、得意なアクセサリーや絵を描いて、個展を開いて販売してもいいじゃない! それくらいに構えています。
弓・シャローさんの新刊『パリの86歳はなぜ、毎日が楽しそうなのか 超自分勝手なのに誰からも愛される45の習慣』(実業之日本社刊)は発売中。
