季節の保存食づくりで自然に寄り添う暮らし
季節の恵みを閉じ込める保存食は、ひと手間加えることで旬のおいしさが長く楽しめるうえ、食卓も豊かになります。大量に採れる畑の恵みの消費にも役立ち、しかも簡単となれば、つくらない手はありません。
夏の畑にぐんぐん生えるバジルと大葉は、ジェノベペーストにしてソースやドレッシング、スープにと幅広く使います。トマトはトマトソースとドライにして生とともに使い分け。週に1度は仕込むベジブロスのベースにも使うので、わが家の食卓には欠かせません。季節の果物は、ジャムやコンフィチュールに。パンに塗ったりヨーグルトにかけたり、料理の隠し味に使ったりと大活躍です。
すべての画像を見る(全4枚)そして冬に欠かさずつくっているのがみそ。教えてもらったレシピより、塩の量を減らした麦みそで、1年分仕込むので市販のものは買わなくなりました。ほかにも、季節の野菜を干したり、甘酢漬けにしたりと、ちょこちょこつくってストックしています。
自分でつくると量や味を好みに調整できるので、私は塩や砂糖の量を減らして夫婦ふたりで食べきれる分だけつくります。あれこれ試しながら季節の味覚を楽しんでいます。