片付けたくても「ものを手放すのが苦手」と悩む人に向けた解決アイデアを紹介します。教えてくれるのは、小学生の子ども2人との「持たない暮らし」の情報発信や、片付けサポートの仕事をしているかさもさん。ものを捨てなくても、片付けに取り組みやすくなる4つのポイントを語ります。

かさもさん宅
捨てるのが苦手でも、片付けが続くコツは?
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1:片付けの目的と、理想の姿を明確にイメージ

かさもさん宅別アングル

いざ、片付けよう!と意気込んでも

「どこから手をつけたら、どう片付けていけばいいのかわからない」
「とりあえずものを全部出してみたけれど、片付ける前より散らかっただけだった」

そんな経験はありませんか?

「片付けなきゃいけない」という自責の念に駆られて考えなしに片付けていても、終わりが見えづらくなってしまいます。そんなときはまず、片付けの目的と理想の姿をイメージすることをおすすめします。

・なんのために片付けるのか?
・片付けた部屋でなにをしたいか?
・片付けから解放された時間をどんなことに使いたいか?
・片付けた部屋になにを飾るか?
・片付いた部屋で過ごす自分の気持ちや表情はどうなっているか?

そうやって自分に問いかけながら、紙に書き出して「片付けた未来のワクワク」を想像すると、モチベーション持続につながります。

部屋のイメージ探し

好みのお部屋の画像を集めて、可視化しながら理想を明確にするのもおすすめです。

「片付け=ものを捨てなければいけない」と思いこむのではなく、片付けの本来の目的と片付けた先の理想を描き、その未来へ向かって行動できるように「片付け=楽しいこと」のマインドに変えていくことが大切だと思います。

2:片付けられない原因と向き合い、最善策を考える

メモとペン

自分がなぜ片付けられないのか、深く考えたことはありますか? 片付けられない人は、最初から片付けることをあきらめているケースが多く、そこまで深く考えていないと感じます。

・いつもどこになにが散らかっている?
・いつも探しているものは?
・家族に「あれどこ?」と聞かれるものは?
・片付けに対して腰が重いのはなぜ?
・「時間がない」のはなぜ?
・本当に時間がないのか?
・片付けられないと思い込んでいないか?

そうやって自分に対して質問し、なぜ?と深掘っていくことで、自分のくせや課題が明確になってきます。

頭の中で考えているだけではすぐに忘れてしまいますし、まとめられないままキャパオーバーになってしまいがちなので、これも紙に書き出すことをおすすめします。