新しい年の始まりとともに、61歳での初めてのひとり暮らしをスタートさせた著述家の中道あんさん。新たな生活を始めるにあたり、持って行ったもの、そして新たに購入したものなどを教えてもらいました。
すべての画像を見る(全3枚)新年からひとり暮らしがスタート
2025年1月、縁起を担いで今年初めての一粒万倍日(7日)にひとり暮らしをスタート。昨年11月の中頃から部屋は借りていたので、何度か見に行っては新しい暮らしをイメージしていました。2020年には自宅をリフォームして自分好みに替えたのですが、やはり家族と一緒に住んでいると、どこかで家族を優先してしまいます。家族と一緒のときの私の居場所はキッチンテーブルだったなぁと思い返す今日この頃です。
新しい住まいは賃貸の2LDKですが、ひとりには十分の広さ。とりあえず、自分で選んで決めた場所。ここで自分らしい暮らしを立ち上げていこう! と思っています。ちなみに家族と住んでいた家は子ども夫婦が住む予定です。
新生活に持って行ったもの
新しい暮らしを準備したのは新婚のとき以来です。あのときのように、すべてを新品というわけではありません。家族とも相談し、持ち物を選別しました。
まず、家から持って出るものは、お気に入りのダイニングテーブルとイス。それに合わせて購入したペンダントライト。ひとり掛け用ソファ(私のもの)。チェスト。ワークデスク。あとは、自分の衣類・生活用品です。
私は、持ち物が少ない方だと自負していたのですが、それでも、大きな段ボール箱10個、中くらいの段ボール箱が18個、クローゼツトのハンガー衣類2箱、自分が使っていた引き出し収納ケース6箱にもなりました。
「なんだぁ、めちゃくちゃ荷物が多い」と実感。あらかじめ、荷づくりを引っ越し業者に頼んでよかったです。この年齢になってからでは、気力がもつかどうか…。
思いきってベッドを新調
さて、引っ越すと決めて、これまで欲しくても我慢していたものを、思いきって購入しました。ずっと前から、「いつかこれを使いたい!」と思っていた3人がけ用のソファ。ベッドとしても使える奥行の広いもの。昼間はソファとしてくつろいで、夜はベッドになるので、寝る前に敷布団を置きます。これは、東京2020オリンピック・パラリンピックの両大会で選手村の寝具として提供されたメーカーのものです。一流アスリートたちが愛用する寝具メーカーとして知られています。
睡眠は年々大事になっていると実感しており、健康のバロメーター。アスリートが使うほどであれば一度試してみたかったのです。きっと心地よく寝られるはず! これまで、デパートの売り場では見るだけで帰ってきていましたが、「買うんだ」と決めたら真剣そのもの。試しに横になったりして違いを実感しました。
さて、初めて眠った夜のこと。引っ越しで疲れているはずなのに、頭が冴えてなかなか寝つけません。いくら布団が心地よくても興奮状態ではどうしようもありません。ベッドから抜け出し、真夜中にゴソゴソと段ボール箱を開封してアロマオイルを探しました。小ビンからアロマを2、3滴ティッシュに含ませ、ベッドサイドに置いて目を閉じると気持ちが落ち着いてきて朝まで眠れました。ひとりなら夜中に起きても家族に遠慮することもないんだと実感。