素材やデザイン、設備などを自由に選べる「造作キッチン」について、レポートします。半年前に注文住宅を建てたライターは、16畳のLDKにⅡ型の造作キッチンを採用。夫婦でキッチンに立っても作業しやすい絶妙なサイズと、使い勝手のいい収納に、こだわりました。

キッチン全景
造作したことで周囲のインテリアにもフィット。LDKが散らからない収納量も確保!
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16畳のLDKにⅡ型の造作キッチンを採用

1階の間取り図

筆者は、2024年8月に工務店で、延床面積29坪の2階建ての家を建てました。この家で妻と1歳になる息子の3人で暮らしています。

1階にはLDK、パントリー、洗面所、浴室、トイレ。そして、2階に主寝室、個室(2部屋)、ファミリークローゼット、書斎がある間取りです。

上は1階の間取り図。16畳のLDKには、Ⅱ型の造作キッチンを採用しました(赤枠部分)。

結果、細かい部分まで要望を実現。当然、打ち合わせには時間がかかりましたが、実現したい暮らしに合わせて、大満足のキッチンができ上がりました。

キッチンを造作したからできたこと、収納力や使い勝手について紹介します。

調理家電もすっきり!スムーズに調理ができるサイズに

造作キッチンの全体像

上は、ダイニング側から見たキッチンの全景です。サイズは以下のとおりです。

・壁側カウンター(コンロ):幅2700×奥行き660mm
・対面カウンター(シンク):幅1800×奥行き900mm

これは壁側に炊飯器やトースター、コーヒーミルなどの調理家電が余裕で設置でき、かつ、ふたり並んで作業しても干渉しないように考えた寸法。

実際、このサイズでストレスなく調理ができています。妻と筆者がキッチンに立ち、さらに子どもがくっついてきても、作業に支障をきたしません。