「洗う」から「しまう」までの行程が多くて面倒な洗濯家事。整理収納アドバイザーの稲葉かすみさんは、3年前に建てた注文住宅で、この負担を大幅に減らす仕組みを実現しました。洗濯カゴは1つにして、洗濯ネットに入れるものは、各自が入れる。洗濯から干す作業は、洗剤自動投入の洗濯乾燥機に任せる。洗濯した衣類は、リビングに置いた家族ごとの大きなカゴに入れ、あとは各自が整理。家づくりと並行して実現したシステムを詳しく紹介します。
すべての画像を見る(全9枚)基本は洗濯乾燥機で完結させる
筆者は、夫と中学生の長女と長男、小学生の次女の5人暮らし。夫婦ともに在宅勤務がスタートしたのをきっかけに、ハウスメーカーで家を建てることを決意。分譲マンションから今の注文住宅に引っ越しました。
夫婦ともにフルタイムで働いていますが、夫はあまり家事に積極的ではありません。頼めばやってくれますが、日々のルーティーンとしては担当してくれないため、すべての家事はほぼ筆者がこなしてきました。
しかし、時間もなく、家事が大の苦手な筆者。少しでも家事の負担を減らすことに重点を置いて、今の家を建てました。とくに洗濯は工程が多いため、すべて自分でやろうとすると大変。細切れの作業になり、効率が悪く、かなり手間がかかります。
そこで、脱衣所に大容量の洗濯乾燥機を設置。その横の収納スペースを工夫するなどして、洗濯の手間を減らすことに成功しました。詳しく紹介していきましょう。