ダイエットを成功させるカギは「やせる黄金比」にあり。今回は有名アスリートからも厚い信頼を寄せられている、パーソナルトレーナーの清水忍さんに、詳しく教えてもらいました! 体を動かすことを習慣化して、やせやすい体へと導きましょう。
すべての画像を見る(全2枚)やせやすい体をつくるには、ハードな運動は必要なし!
「『やせるには運動がいちばん効果的』は間違い。やせる黄金比は食事9割:運動1割です」と語るのは、トレーナーの清水忍さん。一方で、「運動では期待するほどはやせませんが、やせる土台づくりに運動は必須」とも言います。
「とはいえ、ハードな量や種類をこなす必要はありません。まずはここで紹介する“ゆるロジカルエクササイズ”で十分。習慣化できれば、“動くのが苦にならない体”になります。すると、日中の活動量が上がるので、自然と『やせやすい体=やせている世界の住人』になれるのです」
清水さんによると、やせている人と太っている人の違いは、食事内容と日々の活動量の差。食事内容に気をつけつつ、運動は「ゆるロジカルエクササイズ」を実践すれば、あなたもやせている世界の住人になれるはず!
やせる黄金比は「食事9:運動1」
清水さん曰く、やせる黄金比は食事が9割、運動(筋トレ+有酸素)が1割なのだとか! その理由を詳しく解説していきます。
●ゆるエクササイズでNEATが高まる
NEATとは日常生活での軽い活動や動作で消費されるエネルギーのこと。ゆる筋トレと有酸素運動で体力が向上すると、動くことが苦でなくなり、NEATが高まってやせやすくなる。
●1日の摂取カロリーはなりたい体重×34が目安!
あまり動かない人の運動量を表す数値(メッツ・時※)は34。これになりたい体重をかけると、1日に食べていいカロリー量がわかる。
例:48kgになりたい場合
48×34=1632kcal
※身体活動の量を表す単位で、身体活動の強度(メッツ)に身体活動の実施時間(時)をかけたもの
太りやすい行動、やせやすい行動をチェック!
「太っている世界」の住人の行動と「やせている世界」の住人の行動、あなたに当てはまる特徴はどちらでしょうか? 日々の日常を思い返しながら考えてみましょう。
●太っている世界の住人の特徴
・のんびりや
・近距離でもバスやタクシーに乗りがち
・手の届くところにものを置く
・必ずカバンの中にあめやお菓子が入っている
・口ぐせは「疲れた」「面倒くさい」
●やせている世界の住人の特徴
・思い立ったらすぐ行動
・急いでいなくても信号が点滅するとダッシュ
・休日は出かけないともったいないと思う
・必要以上に食べない
・口ぐせは「やってみよう」
あなたはどちらがより多く当てはまりましたか? 日常の中のほんの少しの行動を見直すだけでも、意識を変えていけるかもしれませんね。「ロジカルエクササイズ」でやせている世界の住人になりましょう!