年末年始は片づけを見直すチャンス。しまいこんだまま処分するタイミングを失っていた「子どもたちの思い出の品」と、この機会に向き合ってみませんか? 2人の子どもをもち、築40年の一軒家に暮らす66歳のシンプル暮らしの達人・pocohahaさんに、子どもたちの思い出の品との別れ方についてお聞きしました。

思い出写真
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子どもたちの思い出の品との別れ方

子どもたちが社会人になった後も、ランドセル、制服、作品など思い出の品をずっと保管していたのですが、収納スペースをかなり占めていたので、処分するか迷っていました。

本人たちにどうするか意思を確認したところ、「まだ残っていたとは知らなかった。今まで取っておいてくれてありがとう。でも今はもう必要ないかな」という返答が。

「ずいぶんあっさりしているなぁ」と思ったものの、確かに成長した子どもたちがそれらを見返すことは一度もなかったと思います。

“子どもたちのために”取っておこうと考えていた私は、少し寂しい気持ちもしましたが、彼らにとっては既に役割を終えたものであって、今必要なものではなかったのです。

今後は子どもたちのためではなく、親である私が本当に大切にしたいものだけを“自分のために”残しておこうと思い、一部を除いて全部手放すことにしました。

制服は譲渡会などへ出して処分し、絵、作文、彫刻などはスマホで撮影してデータを保存。卒業アルバムや文集は本人たちに処分を任せました。最近は個人情報漏洩を防ぐために、機密文書を溶解処理してくれる業者もいるそうです。