5:雰囲気ががらりと変わる陸橋のカーテンライト
すべての画像を見る(全8枚)アーチ型となった陸橋にはナイアガラ風のライトをよく見かけます。国旗色の赤と黄を彩ったものはインパクトが強くとても目を引くもの。夜空にかかる虹のように魅せられる景色です。時間ごとに音楽が鳴ったり点灯が変わるところもあり「イルミネーションが始まっているから、あの通り経由で行こう!」と言われることもあるくらいです。
6:建物そのものを彩るハウスイルミネーション
スペインの建築物は歴史的なものをそのまま利用し、立体のある建物がほとんどです。建物の正面ファサードの凹凸を利用した光は、まるで本物のツリーが現れたかのような美しさ。存在感ある建物は道行く人の目を引き、幻想的なデザインを写真に収めたく、シャッターチャンスを狙う列ができるほどです。
7:歩けば歩くほど出合う大きなツリー
マドリードのクリスマスイルミネーションの開始は毎年11月末。スペイン0キロ地点があるソル広場で点灯式があります。ここのツリーは街で最大と言われ高さ35メートル、9万個のLED電球を利用。市内には他にも直径10メートル以上のツリーが12本、広場や交差点に設置され、日常的に光のショーが楽しめます。
マドリードの冬は、流れ星のような通りから芸術が感じられるモチーフまで数えきれないほどの電飾が舞い、いつもの生活環境が幻想的な世界に変わります。私は寒がりなこともあり冬はつい出不精になりがちでしたが、マドリードで「輝く冬」を体験し生活パターンがガラリと変わりました。夏は太陽を浴びたくて外へ、冬は光を浴びたくて外へ。一年中、外が好きというスペインの人たちに少し近づけた気持ちです。