LDKの形によって、暮らし方は変わります。2年前に家を建てたライターは、キッチンを中心にリビングとダイニングが分かれるL字型に配置。結果、「子どもを見守りやすい」「食事に集中できる」など、4つのメリットを感じています。長方形のLDKとは違う魅力を詳しくレポート。
すべての画像を見る(全10枚)部屋全体を見渡せるアイランドキッチンに
筆者一家は妻と2人の子ども(4歳、3歳)の4人家族。2年前にハウスメーカーで左右分離型(玄関のみ共有)の二世帯住宅を建てました。
親世帯と合わせると、延床面積は約62坪。間取りは、7LLDDKK+S+2WIC+書斎という、かなり複雑な構成。1階の右半分が親世帯、左半分が筆者家族のLDKと水回り、2階はすべて筆者家族の空間で、子ども部屋や寝室などがあります。
筆者が以前住んでいた家は、長方形のLDKで壁づけキッチンでした。キッチンで料理をしていると、子どもたちに背を向けることになり、壁を前にして作業する孤独感も感じていました。
この問題を解決しようと採用したのが、上の間取り図のキッチンです。妻からの強い要望もあり、アイランドキッチンの横にダイニング、キッチンの正面にリビングがあるL字型のLDKに。アイランドキッチンからLDK全体を見渡すことのできる間取りです。
提案された長方形のプランをL字型のLDKに変更
上は妻が「こんな感じがいい」と描いた、キッチンのスケッチです。
これをもとにハウスメーカーから提案された案は、長方形のLDKでした。しかしそれでは、ふたりでイメージしていたアイランドキッチンは、窮屈になって、圧迫感が出る可能性も。
そこで、18畳の長方形の「リビングとキッチン」に加えて、キッチン横に6畳の「ダイニング」という、L字型の間取りに変更。
実際に2年間住んでみて、L字型のLDKにしてよかったと感じています。その理由を説明していきます。