視界に入りやすいリビングや玄関は、ものが増えると散らかり具合が目立ちます。そんな悩みに、元“片づけられない女”だった収納スタイリストの吉川永里子さんが答えます。ここでは「片づかない家」のNG習慣とともに、“人を呼べる家”へと変える方法を聞きました。
すべての画像を見る(全2枚)“人を呼べる家”になれば家族もリラックスできる
「いつでも人を呼べる家をつくるポイントは、リビングとキッチン、玄関です。その3か所は来客の目に触れやすい場所。ものを置きっぱなしにせず、すっきりを保ちましょう」と吉川永里子さん。
とくに家族が集まるリビングはものが増えやすいため、定期的にリセットタイムを設けるのが有効。きれいな空間を保つことで、来客だけでなく、そこに住む自分たちもリラックスできるように。
「出かける前や夕食前、寝る前などのタイミングで、散らかったものを片づける習慣をつけて。“人を呼べる家”は、家族が心地よく過ごせる家でもあるんです」
家族も来客もリラックスできる空間にするため、ここからは「すっきりしない家」のチェックリストを紹介。自宅の現状を確認してみましょう。
1:使う場所と収納が離れていて動線が悪い
A. ものの動きに合わせて“使う場所の近く”を徹底
ものは「使う場所の近く」に置くのが鉄則。マスクやハンカチ、学校の名札など出がけに必要なものは玄関に置くなど「どこにあればいちばん便利か」を考えて定位置を決めましょう。
2:探しものがなかなか見つからない
A. 使っている人、場所ごとに分けて収納して
家族それぞれに専用の引き出しやボックスをつくり、場所ごとに配置してみて。自分の収納だけチェックすればいいので、どこにしまったっけ…? とあちこち探さずにすみます。
3:しばらく使っていないものが家の中に多すぎる
A. 使っているものだけに絞りましょう
とくにリビングの収納は“特等席”。そこに使わないものを置くのはもったいない! 使用頻度が低いものや季節品は納戸やパントリーへ移動し、今使っているものだけに絞って。