見直しておきたい日々の変動費

ビニール傘
※写真はイメージです
すべての画像を見る(全3枚)

次に、日々のお金の使い方(変動費)を見直してみましょう。ズバリ、お聞きします! あなたは以下の項目にいくつ該当しますか。

□家にビニール傘が何本もある

□ついリボ払いを使ってしまう

□お財布がパンパンに膨らんでいる

□パートナーの収入と預金額を知らない

□着まわしができない個性的な服が好き

□せっかくだから、とプチ贅沢をしてしまう

□底なしに教育費をつぎ込んでいる

□ソロ活(ひとり行動)ができない

□つき合いランチが断れない

□お中元やお歳暮がやめられない

□ついコンビニで飲み物を買ってしまう

□半額シールやバーゲンが好き

□机に読んでいない本が積んである

□宝くじを本気で買っている

□クレジットカードの明細を見て、驚くことがある

□新発売・新製品にワクワクする

□食事をつくるのが面倒な日はフードデリバリーを利用する

□ポイ活なんて面倒くさいと思っている

□冷蔵庫の中に賞味・消費期限ぎれの食品がある

これらは、節約できない人の特徴を記したものです。

お金を貯められなかった頃の私は、このうちの半数である10個に該当していました。今では“食事をつくるのが面倒な日はフードデリバリーを利用する”くらいになりましたが、とにかく浪費家体質だったのです。同じようなキッチンツールを何個も持っていたり、まとめ買いして食材をダメにしたり、自己投資と称して購入した本などを読まなかったり…。今思うと、なにごとにも計画性がなく、必要のないことにお金を使っていました。

自己管理能力を高めて、貯め体質を目指そう

節約には、ギャンブルなんてもってのほかですが、お金に対してこんな軽率な思考や態度をしていては、手元から逃げてしまうのも当然です。そもそも、お金を貯めるいちばんのコツは使わないことなのだから。そこでおすすめなのが、“お金を使わないノーバイデー(NO BUY DAY、無買デーとも)をつくる”こと。

週に何度か、必要以上のお金を使わない日をつくってみましょう。古い話になりますが、年金暮らしでやりくりが大変だと嘆く母にこの方法を教えると、わざわざ電話をかけてきて「昨日一日お金を使わなかったら、なんだかお金から解放された気分になったぁ」と喜んでいました。

お金を管理することは、自分を管理するようなものです。この自己管理能力が高い人は、生活や仕事において効果的に管理やコントロールができます。これは起業や副業にも必要な能力です。収入と支出を把握し、無駄遣いを見直すことが、この能力を高めるには有効です。

中道あんさんの新刊『先細らない老後のために、50代のうちにすべきこと』(扶桑社刊)は、発売中。

先細らない老後のために、50代のうちにすべきこと

先細らない老後のために、50代のうちにすべきこと

Amazonで見る