賃貸?もち家?どちらがいい?

女性
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事実、子どもの独立、定年退職などをきっかけに、小さな住まいへの住み替えを検討する人も少なくはありません。また、この時期は、希望する今後のライフスタイルによって、賃貸にするのかもち家にするのかといった選択を迫られることもあるでしょう。

大まかにいうと、賃貸は、ライフスタイルに合わせて住む場所を変えたい人向き。家は資産ではなく消耗品扱いとなります。もち家派は、家を資産としてとらえるタイプ。引っ越しをすることもありますが、資産を得るための住宅ローンには前向きです。

賃貸vsもち家(=消費or資産)。さて、あなたはどちら派でしょうか。

【賃貸のメリット】

(1) 気軽に住み替えられる
(2) メンテナンスを気にしなくていい
(3) 固定資産税がない

【賃貸のデメリット】

(1) 収入や年齢で借りにくい場合がある
(2) 老後も家賃を払い続けなければならない
(3) 間取りや内装、設備などを変更できない
(4) 退去時は現状回復が必要

【もち家のメリット】

(1) 住宅ローン完済後は自分の資産になる
(2) 自由に改装やリフォームができる
(3) 住宅ローン完済後は住居費の支出が少なくてすむ

【もち家のデメリット】

(1) 住宅購入費用の負担が大きい
(2) 固定資産税・火災保険料の負担がある
(3) 修繕などメンテナンス費がかかる
(4) 気軽に引っ越しできない

双方にメリットとデメリットがあり、どちらがお得とは言いきれないでしょう。でも、50代のうちに自分はどちらを選択するのかを決めておかないと、お金の運用計画が立てられず、成り行きのセカンドライフになってしまいかねません。

個人的には、家賃を消費にしてしまう賃貸はもったいないと感じてしまうタイプなのでもち家派。とはいえ、もち家の場合でも、住み続けているうちはお金を生み出すことができないので、賃貸と同様に消費だと考えています。そのうえ、定期的にメンテナンスしなくてはならず、そのコストもバカにはならないのです。

しかももち家が資産となるのは、家を売った後に手元にお金が残った場合。なので、家を購入する場合は「売れる」ことが大前提、という結論に至りました。

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