1年分の衣類はすべてクローゼットにかけて見える化

クローゼットにいる女性
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洋服はウォーキングウェアなども含めて、全てクローゼットに吊り下げて見える化を行っています。かつて、衣類を様々な場所に散らばって収納していたときは、一目で数を把握することが難しく、うっかり似たようなものを購入してしまった…という苦い経験が何度もありました。

今の管理方法にしてからは無駄な買い物はなくなり、また数が少ないので、夫婦2人分の衣類1年分をクローゼットに収めることに成功しました。

春でもまだ寒かったり、秋になっても夏のような暑さが続いたり、年々日本の四季がはっきりしなくなっていると感じています。衣替えのタイミングも難しいため、今年の夏の終わりは数だけを見直してTシャツのみ引き出しの中へ。そのほかの衣類は洗って秋冬物と一緒にクローゼットにかけておき、1年分の服を見える化するという方法で管理を行っています。

ボトムスの数は少なくても問題なかった

2枚の夏物パンツ
1年間、交互に履き続けた1枚1500円の夏物パンツ

昨年、1500円で購入した夏物のパンツを2枚、交互に1年間履き続けたらどうなるかという実験を行いました。テロテロとした夏向けの素材ですが、真冬は下にスパッツを履き、私が住んでいる雪国と言われる石川県でも寒さは充分にしのげました。

結果として、人から指摘されることは1度もなく、言われていないだけでなにか思われているかもしれませんが(笑)、どちらかと言えば、会話する際に目線の近くにあるトップスの方に触れられることが多かった印象です。さほど人は自分のファッションについて気にとめていないということを身を持って感じた経験でした。

私にとって洋服は優先順位が低いものなので、できる限り少ない数を管理していきたいと思っています。ボトムスの数を最小限にしてトップスで変化を出す。そんな小さな工夫が少ない服でもファッションを楽しむことにつながるのだと思います。

流行は追わずに自分の好きを大切にする

アオザイを着る女性
DEPTのアオザイ。自分のなかにある好きを大切にするもの選び

若い頃から流行を追って洋服を買ったことはなく、自分の好みに従って選び購入してきました。トレンドは毎年、だれかが計画的に生み出しているもの。その流れに乗るよりも、自分のなかにある好きを大切にして生きていきたいと強く思っています。

情報に惑わされることなく、ものを増やさない、持っていないことの引け目も感じない、結果として心の安定にもつながります。

好きだけでそろえたクローゼットになると、洋服の買い替えは基本的に大きく劣化してしまったときのみ。着られるのに新しいものを求めたりもしないので、ゴミを生み出さないことにもつながります。

飽きのこないベーシックなものとヴィンテージや民族的な空気を感じさせるもの、の半々で私のクローゼットは構成されています。