ダイエットが気になる時季ですが、つい食事とは別にお菓子を食べてしまう…と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
お菓子はダイエットの大敵だとわかってはいても、すぐにスパッとやめられるものではないのが悩ましいところです。
ここでは、ヨガインストラクター・ビューティーフードアドバイザーの高木沙織さんに、スッとお菓子離れをするためのプロセスを教えてもらいました。
お菓子離れするために…試したい4つのプロセス
●STEP1 食べるものを変える
「お菓子離れしたい!」と思っていても、最初から全部ダメと厳しく制限をしてしまうとストレスがたまり、食べたい欲求が強くなります。なのでまずは、食べる“もの”を変えることから始めてみましょう。
たとえばクッキーやシュークリーム、生クリームを使用した甘いお菓子が好きな方は、噛めば噛むほど甘みを感じられる干し芋に。ポテトチップスのようなしょっぱいお菓子が好きな方はノンフライのスナック菓子、ナッツなどに。
間食はしてもいいけれど、「いつもより少しヘルシーで体にいいものを」と、意識を変えていくことからスタートしましょう。
●STEP2 すぐに買えるもの→ややお高いものへ
1袋100円台で買えるお菓子ほど、ためらうことなく買い物カゴに入れてしまいませんか? じつは筆者もそうでした。スーパーやコンビニエンスストアでは毎回お菓子を買ってしまっていました。
では、どうしたら「買う」のをやめられるのか。その解決策は、あえてお菓子を買っておくこと! それも、近所では買えないようなちょっと珍しいお菓子や高価なお菓子です。
簡単に手に入るものではないため、買い物の回数も一度にたくさん食べることも減るはず。
お菓子がやめられないときは、「お菓子、買わなくちゃ」という思考の傾向にあるので、ちょこちょこ買う習慣を改めてあげましょう。
栄養価の高いスーパーフードが使われているお菓子や、グルテンフリーのお菓子もよいでしょう。体へのうれしい効果にも期待できて、一石二鳥以上です。
写真はスーパーフードのモリンガと豆乳を使用したヘルシーなプリンと、ゴジベリー(クコの実)を使用してつくられたグルテンフリーのクッキーです。
●STEP3 カロリーに意識を向けてみる
一日の摂取カロリーが消費カロリーを大きく超えるとやせにくくなりますが、だからといって毎食のカロリーを計算するのはちょっと面倒です。それならせめて、お菓子のカロリーだけにでも意識を向けてみてください。
たとえばレアチーズケーキ(可食部100g当たり)のカロリーは364kcal。体重50kgの方がランニングを15分おこなったときの消費カロリーは90kcalなので、カロリーを消費することが簡単ではないとおわかりいただけるでしょう。
もちろん大事なのはカロリーだけではなく、糖質や脂質も関係してきます。それでも食べるかどうか? 一日の食事量や運動量から考えて判断しましょう。
●STEP4 どちらがウキウキする?
ここまできた皆さんは、お菓子への欲求も以前よりおさまってきているのでは?
また、お菓子を食べる機会や量が減ってくると体も絞れてきます。ここで考えてみてください。お菓子を食べている間の一時の幸せと、好きな洋服を着こなして外出する幸せ。どちらがウキウキしますか?
お菓子のことが頭をよぎったら鏡の前に立ってみて! そして、努力してきた自分がよりウキウキして輝く方を選んでください。
筆者もこれでお菓子離れに成功しましたし、「お菓子がやめられない」という生徒さんには同様にアドバイスをしています。
時間がかかってもいいので少しずつ自分のペースで。無理なく取り入れてみてはいかがでしょうか。
【参考】
※「
」- 厚生労働省