歯と歯茎の健康をキープするには、毎日の「歯みがき習慣」を見直すことが大事です。そこで、1日じゅう菌の増殖を防げる「口腔ケア」を、歯科医の照山裕子先生が教えてくれました。忙しいときに続けられる習慣も紹介します。
すべての画像を見る(全6枚)朝は汚れやすいところを中心にブラッシング
朝食後は歯みがきをしましょう。ただし、大人は子どもと比べ、歯の表面のエナメル質が薄くなってきているので、みがきすぎると傷つけることも。忙しい朝は汚れやすいところをサッとみがくとOK。
●NG:ゴシゴシみがきは歯を傷つける原因に
小刻みに動かし、心地よさを感じる力でみがいて。力を入れすぎると毛先が割れて汚れが落ちません。
●OK:ペンのようにブラシを持ち小刻みに動かす
毛先を小刻みに振動させ、汚れをかき出すようにするのがコツ。歯ブラシは場所ごとに当て方を変えると、すみずみまでみがけます。
表面、歯と歯茎の間、奥歯、前歯と、歯ブラシの角度を調整するときれいに。
●忙しいときはタフトブラシでみがくだけでも
時間がないときは「毒出しうがい」(※)のあと、汚れやすいところだけで十分。細部はヘッドが小さいタフトブラシがあると便利。
※ 毒出しうがい…少量の水により強い水流を起こして口腔内にたまったバイ菌を排出させるうがい方法。