「寝不足だった分、休みの日は寝だめをしてもいい?」「家族と体感温度が違っていて眠れない」など、ESSE読者から寄せられたお悩みに睡眠のプロが答えます。教えてくれたのは、医師の白濱龍太郎先生、快眠セラピストの三橋美穂さん、整体師の永井峻さんです。

タオルを首に巻く女性のイラスト
睡眠に関する悩みをプロがまるっと解決!
すべての画像を見る(全2枚)

Q:4~5時間睡眠の日があるのですが、休日の“寝だめ”はしてもよいですか?

睡眠の中央値の表

A:少しずつ多めに寝て睡眠負債を返済。睡眠の中央値にも注意を

寝不足で生じた「睡眠負債」は返済しないと、さまざまな不調の原因に。

「とはいえ、休日の『寝だめ』は生活のリズムを乱すのでNG。理想の睡眠時間より1日1~2時間ずつ多めに寝て、少しずつ負債を返しましょう。また、上の表のように、睡眠の“中央値”を大きくずらさないように寝るのが大切。2時間以上ずれると、睡眠の質が大きく悪化します」(医師・白濱先生)

Q:寝すぎるのはよくないことですか?

A:10時間以上の長時間睡眠の人は、死亡リスクが増加

睡眠不足は健康に悪いといわれるのは一般的に知られていますが、寝れば寝るほど健康になるというわけではないそう。

「眠りすぎると体内時計が狂って頭がクラクラしたり、睡眠時間が10時間以上の長時間睡眠では、7時間睡眠に比べて死亡リスクが高まるという研究結果も」(白濱先生)