敷地条件や予算の関係で、小さな家しか建てられないケースでも、間取りに「兼用スペース」を取り入れれば、満足度の高い家になります。5年前にハウスメーカーで延床面積30坪の家を建てたライターは、欲しかったランドリールームを脱衣所と兼用することで実現。さらに、洗面所をトイレの手洗いにも使うことで、省スペースと家事の手間を減らすことに成功しました。

間取り図
兼用スペースをつくれば、小さな家でも快適に暮らせる!
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延床面積30坪でも「兼用」で希望の間取りに

外観
プライバシー保護のため画像の一部を加工しています

筆者は妻と子ども2人の4人家族で暮らしています。5年前にハウスメーカーで、2階建ての注文住宅を建てました。ちなみに延床面積は、30坪ちょっとです。

敷地の建ぺい率と容積率の関係で、これ以上大きくすることはできません。また、予算的にも建物をこれ以上大きくすることは、厳しい状況でした。

とはいえ、せっかくのマイホーム。いろいろ実現したいことがありました。たとえば、ランドリールームや書斎を取り入れた間取りなどです。

しかし、広さにも予算にも上限があるなかで、すべてを実現することはほぼ不可能。そこで考えたのが、1つの空間に2つの役割をもたせる「兼用スペース」です。

さっそく、実際に工夫して取り入れた、わが家の「兼用スペース」を紹介します。