大人浴衣のコツ1:「半衿」でシックな印象に
すべての画像を見る(全9枚)いずれは着物を着こなすための、始まりの一歩としての「浴衣」。私なりに見つけた、粋に見せる浴衣術は、簡単に言うと「半衿と帯板」がポイント。
夏の着物のときに着る「絽(ろ)」の半衿がついた、上下セパレートタイプの襦袢を私は常用しています。これは着物のときもそうなのですが、着崩れたときの直しがとても楽な点で重宝しています。最近はファスナーで、衿を取り替えられるものなどさまざまなものがあるので、ネットで検索するのもおもしろいと思います。
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大人浴衣のコツ2:帯板は必須、結び目はシンプルがいい
あとは帯板をして、結び方は、「貝の口」。
いちばん単ですが、大人にはこれがいちばん落ち着くと思います。余裕が出てきたら帯締めを通してあげるだけで、周りの人は浴衣ではなく夏の着物を着ていると感じてくれるはずです。
私は最近浴衣用の、「作り帯」を愛用していますが、崩れることもなくとても便利です。
そしてここで浴衣の利点についても少々。夏の着物や浴衣は、見ていてとても涼しげですよね。でも着ている本人は、暑くて大変、と言うことを聞きますが、私の実感としてこの夏のうだるような暑さは、浴衣を着ることで、かなり救われています。
白髪混じりの髪にも浴衣はよく似合う
白髪の混じり始めた短い髪も浴衣には合うようです。衿足があいていることも、影響しているようです。汗はかきますが綿の襦袢が吸収してくれます。
そして、いちばんの変化は姿勢がよくなることで、腰痛であったり、足を組む悪いくせが改善されました。これはかなり効果を実感しています。
洋服だと暑さで体の軸が乱れて、ヨタヨタになりそうなところを、帯板がコルセットがわりに支えてくれるので、気持ちもピンとします。私の場合は、帯のおかげで空腹感も減少(笑)。間食を減らす効果も期待したいこの夏です。
ぜひ一度、大人の浴衣術にチャレンジしてみてくださいね。