「学校に行けない」だけで絶望する時代ではない

登校拒否
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発達障害やいじめなど、深刻な問題をはらむケースは、子どもの気持ちを受け止めつつ、専門家の力も借りて対策を練って欲しいと思います。今は昔に比べて、学校へ行けない子どもたちの居場所が増えています。フリースクールもあるし、学歴関係なくネットで仕事を得て活躍するケースもあって、先の光は必ずあります。

この辺りは親たちが判断して対処していくだろうけれど、祖父母世代も、「学校に行けない」だけで絶望する時代でないことを、ぜひ覚えておいてください。孫の親たちから、孫の不登校を告げられたとき、絶望する人ではなく、おおらかな支援者でいてほしいから。

祖父母の役割は、追い詰められた孫やその親たちに、「絶望しなくていい」を言う立場にあります。学校はあらゆるチャンスを手に入れることができる場所だけど、絶望するほど絶対じゃないと考えます。

脳科学者である黒川さんの孫育ての様子をつづった書籍『孫のトリセツ』(黒川伊保子著・扶桑社刊)では、ご自身が孫と接する際に心掛けている習慣や工夫を紹介。孫の脳を活性化させる日常習慣や声かけ方法はもちろん、子ども夫婦との距離感や祖父母の心得などについて掲載しています。

孫のトリセツ(扶桑社新書)

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