そして迎えた次の日の朝

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翌朝5時から母は農作業に出かけたので、私1人である。まずは犬と散歩に行ってから、今回は1人で親戚宅に向かった。「おはようさん」と彼の頭をなでれば、私の足を両手でホールドしてくれた。

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昨日歩いた方向とは反対に向かって歩いてみよう。するとフェンスにたくさんの青い朝顔が咲いていて、あまりにキレイで立ち止まって見とれた。朝を迎え、開花している朝顔と、はつらつとした青年の彼が並んだ光景はまぶしかった。

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朝顔の花は大丈夫だが、種子を犬が食べたら嘔吐や下痢になるらしい。時期によっては朝顔と近づくときにも注意が必要だ。

親戚宅に帰宅して、朝ごはんを食べるのをながめる。おかわりするほど食欲旺盛らしいが、あまり食べ進めない。隔たりなく接してくれているように感じても、やはり食事はおばさんとおじさんがいないとあかんのかな。なんて考えながらベンチに腰掛けたら、ススス…と私の足元に寄り添うように座ってくれた。

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しばらくオモチャで遊んでいたが、落ち着いたのかウッドデッキの下に降りて行った。どこに行くんやろうと追いながら、おばさんが「自分の秘密基地を掘ってあるねん、また見たって」と言っていたのを思い出した。

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影になるよう壁もしっかり立てられている。いったいどんな秘密基地なのだろうとワクワクしながら拝見させてもらおう。

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彼の座っている窪みがちょうどいい深さと広さで掘られているのだ! 尻もちをつけるような穴って相当な広さである。加えて深さもあって快適そうだ。こんな穴を掘ってしまうとは、ほんまパワフルな子やよ。すごいな〜!! と両ほほを包んでなでる。

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興奮冷めやらず、すごいすごい! と言いながら写真を撮っていたら、彼もなんだか「私が掘りました」とまるで職人のような表情を浮かべた。よい顔である。

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彼も秘密基地ですっかり落ち着いたので、犬のもとに帰る。親戚宅に行ってきたあとの恒例行事、においチェックがはじまった。

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たった今、掘った穴に収まる彼の写真を見ていて思い出した。そういえば昔、犬も庭に穴を掘ったことがあった。

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2015/01/18,12:45

写真の記録によると2015年1月18日、まだ0歳8か月だった。小さな小さな穴だったが、掘った穴を見せてくれた犬はやはりよい顔をしていた。