夏休みの家事悩みの1つが「子どものごはんを3食分用意しなければならないこと」。ここでは、小学生・中学生の子ども3人と夫の5人で暮らすharuさんのケースをご紹介。火を使わずに調理できる便利フードや献立を考えるためのAI活用など、夏休みの食事の支度がラクになるアイデアについて語ります。

ChatGPTに作成してもらったお昼の献立
ChatGPTに作成してもらったお昼の献立
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AIや子どもなど、「献立づくり」は自分以外にまかせる

私が食事の準備でいちばん大変だと感じるのは「献立を決めること」です。毎回同じようなものしか思いつかないし、新しくレシピを調べようと思うと、結構時間がかかるからです。

とはいえ、あらかじめ献立を決めておくとスムーズに1日が進むので、忙しい夏休みだからこそなんとか献立を決めておきたいところ。わが家がやってみたことを2つご紹介します。

●ChatGPTを活用して、献立を考えてもらう

今年は昼ごはんのバリエーションを増やしたかったので、ChatGPTに献立を作成してもらうことにしました。

「あなたは主婦です。夏休み1か月分のお昼ごはんを考えてください。10分以内でできるものにしてください。」など、指示を入力。すると、ものの数秒で献立ができました。

よくよく見ると、天ぷらなどの揚げ物や、10分でできないであろう料理もちらほら。また、カレーと冷奴など、「それ合うの!?」という組み合わせもありました。そこから、「揚げ物はやめてください」「栄養バランスの取れたものにしてください」など、納得のいく献立になるまで、何度か修正のリクエストを続けて調整しました。

ChatGPTがつくった献立をベースに、自分でも多少アレンジをしてあっという間に夏休みの献立が完成。さらに、献立にそった買い物リストの作成も指示すればすぐにできるので、とても便利です。

●「クッキングday」を設けて、子どもたちに決めてもらう

料理をするharuさんの子ども

昨年は、子どもたちが献立を考え、料理をつくるところまで行う「クッキングday」を設けました。カレンダーにも書いて気分を盛り上げ、夏休みのアクティビティーの一環もかねて開催。

子ども用の料理本を買ってきたり、パソコンで調べるのをお願いしてみると、普段自分がつくらないようなメニューを考えたりするので新鮮でした。自分で決めて、調理もするので残さずに食べてくれます。

火を使わずにつくれるもので、暑さストレス軽減

暑くておっくうになってしまう夏の調理は、できるだけ火を使わずにつくれるものにしています。子どもたちに手伝ってもらいやすいのもメリットです。

●時短にもなる、茹でなくてOKの「流水麺」

流水麺

夏を代表する、簡単な料理としてあげられるのがそうめん。でも、そうめんを茹でるのだって暑いし、ラクではないですよね。そこで、茹でるのが面倒なとき、時間がないときは流水麺を活用しています。水で流すだけで麺がほぐれるので、すぐに食べられます。

薬味もカット済みのネギとのりにすれば切る手間もなく、麺をほぐしてお皿に盛りつけるだけであっという間に完成します。

●レンチン料理、炊飯器レシピも助かる

炊飯器ピラフ

レンジでチンするだけでできる料理も、火を使わないのでラクにできます。2022年8月号ESSEの付録「夏のラクうま肉おかず」のレシピは、冷凍したままのお肉でつくれるものが紹介されているのでとても重宝しています。

また、炊飯器でつくるピラフなども、材料を入れて炊くだけでおいしいので、よく食卓に登場します。

●おにぎり+切っただけの夏野菜でも大満足

近所の野菜の直売場や、野菜の収穫体験などで採った新鮮な野菜はとてもおいしくて、それだけでもごちそうです。おにぎりだけ用意して、切るだけで食べられるキュウリやトマト、レンチンしたトウモロコシを添えるだけでも、彩り豊かな献立になります。