3:消火器

3つ目は、消火器です。これがいちばん見逃しがちなものかもしれません。というのも、私はマンション住まいで、消火器はマンション設備の1つとして玄関先に設置されており、各住戸の所有物ではないからです。それゆえ、実家の消火器も住宅設備の一部という認識になり、処分品であることに気づくのが遅くなりました。

消火器以外のスプレー缶も回収を依頼しました
消火器以外のスプレー缶も回収を依頼しました
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処分方法を調べると、有料のリサイクルシールを貼って特定窓口へ持って行くか、別途手数料を払って指定時間に引き取りに来てもらう方法がありました。けれど、電車で実家へ通っていたため時間の調整が難しく、自分では1か所にまとめるだけにとどめ、あとは回収業者の方に依頼しました。

買うときは「処分するときのことも考慮する」

実家の片づけでは、衣類、食器、文具、寝具など家の中にある生活雑貨に気をとられ、住居や庭の一部に近いようなものは盲点でした。そういう点が、あき家になった家のまるごと片づけと、住み続ける家を暮らしやすくするための片づけの違いだと思います。

正直なところ、数を減らしておいて欲しかったものもありますが、だからこそ、今後の自分に生かせる学びもありました。ものを増やすときには「本当に使うのか」「その数が必要なのか」といった持ち方だけでなく、「処分は大変ではないか」という観点も必要だと実感しています。

今年の夏、虫よけはスプレー缶ではなく液体のミストタイプを選びました。