3:自分を輝かせてくれる「色」をもつと、さらに最高な気分の一日になる!

色
すべての画像を見る(全4枚)

最後に、自分をよく見せる“パーソナルカラー”について有川さんに聞いてみました。自分をよく見せてくれる色を見つけるのは、なかなか難しいものです。

有川さんは以前、いつもカラフルですてきな装いをしているカラーコーディネーターの友人に「パーソナルカラー診断で色を決めているの?」聞いてみたとか。すると友人は次のように答えたという。

「好きな色を着ているだけですよ。似合うかどうかビクビクして選ぶのはつまらないでしょ。それにパーソナルカラー診断は、顔の真下にどの色を置いたら、顔映りがいいかで選ぶもの。顔まわりさえ気をつければ、全体の色には関係ないのよ」

有川さんはそれを聞いて、妙に納得したと同時に、「どんな色でもいいのだ」とワクワクしてきたのだそうです。

クローゼット

 

「色の配色は大きく分けて『同系色でまとめる』『違う色で際立たせる』の2通り。『まとめる』『際立たせる』のいいとこ取りが『差し色コーディネート』で、自分の好きな色をインナーやベルト、アクセサリーなど、アクセント的に置くと、そこに視線が集まるのできりりと引き締まり、体型をカバーできる効果もあります」

「色のセンスがいい」というのは、パッと見て感覚的に「きれいな配色」「洗練されている」と好印象をもたれることです。

逆に、「配色がチグハグ」「野暮ったい」という印象をもたれたこともあるのだとか。

「数年前、黒や茶色ばかり着ている時期がありました。それを見た前述のカラーコーディネーターの友人から『そんなに地味になってどうするの! 顔色も悪く見えるし、気持ちも内向きになっているんじゃない?』と喝を入れられて、たしかにそうかも? と反省しました。そこで、明るいブルーやピンクなど、どこかに入れるようにしたところ、不思議と気持ちも明るくなり、人に会うのも楽しくなりました」

色は心理に影響を及ぼすものです。自分を輝かせてくれる色をうまく探して、活用し、楽しい日々を過ごしてください。

センスいい人がしている80のこと』(扶桑社刊)では、センスがいい魅力的な人のこと、日々の生活の中で真似できるヒントなどをたっぷりご紹介しています。

センスいい人がしている80のこと

センスいい人がしている80のこと

センスという、感覚的であり、つい惹かれてしまう言葉。いったいセンスってなんなのか……? 本書では50種類の仕事、約50カ国を旅してきたなかで著者が「センスいいな」と思った魅力的な人のこと、感性を磨くためにやってきたことから、センスについて考えていきます。日々の生活でマネすることのできること満載なので、1日1個からでも習慣にしてみてください。今までにない不安や悩みを抱えながらも、しあわせに生きていくために。これからの時代に必要になるのが、自分だけのセンスなのかもしれません。

Amazonで見る