ワイドパンツはちょっとのウエストインがカギ!

アフター
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さて、実際に「縁の下のワイドパンツ」を使ったコーディネートはこちらです。ボトムをデニムからワイドパンツに変えただけで、かなりキレイめ、かつ上品な雰囲気になっているのではないかと思います。

後ろ姿
相談者のYさんと山本あきこさん

着こなしのポイントは、カットソーの裾を「真ん中だけほんのちょっとパンツにウエストイン」していること。もうこれは、真ん中だけちょっとでOKです! 全部入れてしまうとシルエットもモタつきますし、腰のラインが出てしまって気恥ずかしい…なんてこともありますが、これなら後ろの裾は出しっぱなしでヒップラインもカバーできますので、気軽にできるかと思います。

アクセサリーと足元の肌見せでおしゃれ感をプラス

また、今回大切なのは「アクセサリー」。Tシャツやカットソーなど、家でも着られるようならくちんアイテム、カジュアルアイテムをおしゃれに着こなしたいと思ったら、アクセサリーは必須です。今回は大ぶりのバングルやネックレス、ピアスを追加しています。これらをゴールドで揃えるだけで、一気に華やかでよそゆきのおしゃれ感が出せます。

さらに足元! スニーカーは歩きやすいし、かわいいし、私も大好きなのですが、今回は「ボーダーカットソー」がかなりカジュアルなアイテムなので、カットソー以外はなるべくキレイめなアイテムを選ぶように。足の甲部分が見えるヌーディなサンダルを合わせることで、全身が軽く、バランスよく見えるんです。

さらに色にも注目! Yさんはとても明るく元気な印象を受けたので、サンダルはあえてグリーンと対比になるようなオレンジを選んでメリハリをつけました。

「サンダルは歩きにくいかも」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、大切なのは「甲が見えること」なので、ローヒール、太ヒールの歩きやすいもので構いません。

ウエストイン
山本あきこさんと相談者のYさん

「ベージュのワイドパンツにウエストインなんて無理! と思っていましたが、前をちょっと入れるくらいならやりやすいし、比べるとインした方が全身のバランスがよくなっていてびっくりしました。キレイめな着こなしも新鮮なので、これからやってみます」(Yさん)

「カジュアルアイテムは、それ以外をキレイめに」は、大人カジュアルのひとつの鉄則なので、ぜひ意識してみてください。それではまた次回!

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その服、まだ着られます

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