子ども達にも自分の持ちものについて考える習慣をつける

オモチャボックス
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とはいえ2人のお子さんは小学生で、いろんなものに興味を示す時期。また学用品を含めて、ものが必要な年齢でもあります。子どもの持ちものはあくまでも子ども自身に選択肢があり、無理に手放すようにしいているわけではないそうですが、「いるもの・いらないもの」の区別は、子ども達の成長に合わせて、このようなステップを踏んでいったそう。

・子ども達が3歳以下ぐらいの頃は、親(オノチャンさん)が主体的に整理整頓する

・ある程度好みが出てきたら「大切にしたいものを入れる」大きな箱を渡す

・箱に入りきらなかったものは手放す

・欲しいものが出てきたら、考えるように促す

「今は小学生になった子ども達ですが、4歳を過ぎたあたりから、大きな箱を渡しました。おもちゃも増えてくる頃ですから、『このなかに、自分の好きなものを入れてね』、『大事なものからこの箱に入れて、入るだけにしよう』と。そうしたら子ども達も、使い終わったものや彼らの中で役目が終わったものを自然と手放せるようになりました」

オモチャで遊ぶ子ども

ある程度の“捨て習慣”がベースにできた上で、今はこんな会話が交わされることが多いとか。

「欲しいものが出てきたときは、とくに買ってあげないこともないし否定はしません。本当に必要なら、誕生日、クリスマスなど、特別なイベントと絡ませて買ったり。だからそこまでおねだりをされることは多くはないかなと思います。ただし小学生なので、その場の気持ちやノリで、オモチャを欲しがることもあります。そういうときは、過去に手放したものと似たようなものを欲しがったときにだけ『同じようなもの、持ってなかった?』、『似たやつ、すぐいらないって言ってたよね』と伝えます。一度手放したものなのでそこまで執着なく、いらないことに気づくことが多いです。“買う&片づける”をセットとして捉え、考える時間をもってもらうようにしています」

自分自身の片づけのコツ&マイルールをつくりながら、子ども達とも、「欲しいものは我慢せず、でも必要なものだけ手元に置こう」という気持ちを共有することで、親子3人でスッキリ暮らしています。