理由5.引き出し上部を活用し家電スペースを広くとれた

カップボートの家電コーナー
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食器を入れる場所を棚にするか、引き出しにするかは、家電スペースと関係がないように思えます。しかし、じつは大いに関係がありました。

開き戸収納にすると、お皿類がいちばん取り出しやすい高さの、目から腰の位置に棚が配置されるケースが一般的です。そこは、ちょうど家電を置くのにちょうどよい高さでもあります。

その高さに開き戸収納を採用すると、どうしても家電を置くスペースが少なくなってしまいます。

それに比べると引き出し収納は、家電を置く高さより下の位置が使いやすいので、その上を家電スペースとして利用できます。おかげでわが家は、食器も家電も、収納スペースを十分に確保できています。

一般的に、「動線」というと横の動線(シンクからコンロ、部屋の移動など)を言うことが多いと思います。しかし、筆者は、もっと身近な「出し入れ」にも動線があると感じています。

引き出し収納を多用することで、縦や奥行きの動線(手を伸ばす、しゃがむ、奥に手を入れるなど)がスムーズになり、ストレスのない毎日を過ごせています。

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