途中でやめても、基礎学力が身につくので無駄にはならない

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娘の場合は塾に入ったことで中学受験を決めましたが、もし中学受験をせず途中で塾をやめても、通った時間は無駄にはならなかったと思います。もちろん通塾にかかる時間や費用などは大変ですが、得るものは多いでしょう。

塾で勉強し宿題もこなすことで、単純に勉強量は増えます。5年生までは志望校別の入試対策などを扱わないため、身につくのは学校でも使える知識です。学校とは違う環境で基礎学力が身につくと考えれば、よい習い事ですよね。

途中でやめたとしても、中学受験という知らない世界を少しのぞけたというのも良い経験になると思います。公立中学校に進学し、高校受験をする前のちょっとした予行練習になった、と前向きに考えられるかなと。

「塾から始める中学受験」もある

「中学受験を決めてから塾へ通う」という家庭が多いように思いますが、わが家は「塾へ入ってみた結果、中学受験をする」ことになりました。特殊な流れかもしれませんが、裏を返せば「中学受験の適性を知るために塾へ入れてみる」というやり方もアリだということです。塾をリトマス紙代わりにするという考え方ですね。

勉強に対し熱意を持てるかどうか、受験に前向きになれるかどうかはやってみなければ分からないもの。学校での勉強に加えて塾でも勉強し宿題が増えるのは、苦に思う子とそうではない子がいます。ここに苦しさを感じるようだと、学力が高くても中学受験は厳しいですからね。

わが家は通塾の結果、勉強にあてる時間が増えることが苦にならず楽しめると分かったので、中学受験に踏みきれました。中学受験の適性があるか分からず足踏みしている低学年のお子さんなら、塾に通ってから考えるというのも1つの方法かなと思います。