2:業者を呼ばずに、DIYで安く抑える
私は老後の年金暮らしを見据えて、不動産投資も始めています。先日も築古の一戸建てを購入しました。比較的きれいな物件だったので、大がかりなリフォームは必要ありませんでしたが、なるべくお金をかけずに直していきたいところです。
なかでも、バルコニーのひび割れが気になりました。放っておいたら雨漏りの原因になるかも…。業者に防水工事の見積もりを出すと15万円くらいはかかるとのこと。そこで、DIYができないか考えました。
すべての画像を見る(全3枚)以前、自宅のバルコニーを補修して外壁塗装をDIYしたことがあります。狭いバルコニーなら自分でできるかも…。と思いチャレンジしてみました。とはいえ、ひとりでは体力的にも無理なので息子に手伝ってもらいました。材料費は約5万円。プロのように美しい仕上げとまではいきませんが、防水だけはしっかりできましたので10万円のコストカットに成功したのでした。
家具の修理やちょっとした自宅のリフォームなどを行うことで、専門業者に依頼するコストを削減できます。今年は、10年ぶりに網戸の張り替えをがんばってみようかしら。
3:植物を育てるのはお金に変えられない喜びを味わえる
地方在住の友人から梅干しやフキの佃煮をよくいただきます。人工的な肥料や農薬も一切使われていないので100%オーガニックです。友人がつくった梅干しを食べるたびにありがたさを噛みしめています。わが家でも10年前に植えた小さなレモンの木があります。10cmほどの小さな苗ですが、4年たってやっと花が咲き、たった1個だけ実がなったのです。
これから、毎年実がなるであろうと楽しみにしていたのですが、木は大きく成長するもののツボミすらつかない年もあり。それが10年経った今年になって枝からあふれるように米粒ほどの実がたくさんついたのです。数えると、その数は10個以上。この小さなレモンの木にたわわに実がなる日が近いかもしれない、と思うとワクワクしてきます。
もし始めるなら、好きな野菜やハーブを育てて、食材として使ってみるのがいいでしょう。私は、お花を育てて部屋に飾るのを暮らしの楽しみのひとつにしていますが、自分で育てたからこそ、収穫の楽しさ、大地の恵みのありがたさを体で感じることができますし、なによりもお金を使わずにできているという達成感も味わえます。
節約を続けるには、この自給自足のような達成感が非常に有効だと思います。そういえば、友人からタンポポの食べ方を教わりました。葉っぱと茎をさっとゆでてバターで炒めるとおいしいのだだそう。来年の春になったらやってみたいですね。
節約というと、生活の質が下がったり、我慢してストレスがたまったりというネガティブなイメージを伴うこともありますが、見方を変えたり、楽しむことで暮らしがポジティブになりますよ。
中道あんさんの新刊『ブログをライフワークにしてお金と自由を生み出す方法』(自由国民社刊)が7月1日に発売。