玄関ドアが「前面道路に対して正面にある家orない家」、どっちが住みやすい? 双方で暮らした経験をもち、外構&エクステリアの仕事を以前していたライターがおすすめするのは後者。屋内のプライバシーを守りやすい、自家用車を駐車しやすいなどのメリットが。実体験を詳しくレポート。
すべての画像を見る(全8枚)玄関の相談でいちばん多いのは目隠しに関すること
筆者は、外構・エクステリアの専門店で6年間勤務。新築住宅の門回りをはじめ、外構全般のプランの相談を受けていました。
その頃から、家づくりに関してずっと疑問に思っていたことがあります。それは「どうして玄関を、わざわざ正面につけるのだろうか?」ということです。
筆者が、この疑問を抱くようになったのには理由があります。それは「玄関をあけたときに、外から家の中が丸見えになってしまうので、目隠しをつけたい」と、相談に来られる方が、あまりにも多かったからです。
植栽やエクステリア建材を活用して、玄関を目隠しすることは可能です。しかし、そもそも玄関が、道路に面して正面を向いていなければ、プライバシーを気にする必要はありません。
こうした相談を多く受けるなかで「間取りを決める段階で、玄関が道路から見えないようにしたらいいのに」と、思い至ったのです。