家の中でよく見かける“マット”。あるのが当たり前と思っている人が多いかもしれません。夫と12歳の中学生の息子と3人で暮らし、整理収納アドバイザーとして片づけレッスンを行っているおくむらまいこさんは、自宅にマットをほぼ取り入れていないそう。それは、マットを置くメリットよりも管理の手間が多いから。おくむらさんが場所別にマットを置かなくてもいい場所について紹介してくれました。

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じつはマットがあると手間が増える

汚れや水はねを防ぐ目的や、インテリアとしても取り入れることの多い“マット”。しかし、わが家ではあまりマットを取り入れていません。その理由は、筆者にとってマットを取り入れるメリットがそれほど大きくないからです。

マットは“布もの”。マット自体の洗濯や手入れの手間や、マットを置くことでホコリっぽくなりやすく掃除の手間が増えたりするなど、“管理の手間”がかかります。
マットを取り入れることにメリットがないわけではありませんが、取り入れたことで管理の手間が増えるのは筆者にとってはデメリット。

筆者はできるだけラクして暮らしたいので、つい置きがちなマットをわが家では取り入れていない場所についてご紹介します。

玄関マットはインテリア要素が強いのでいらない

玄関

玄関を上がった床に敷く玄関マット。殺風景になりがちな玄関のインテリアのポイントにしたり、持ち帰った荷物を一旦その上に置いたり…といった使い方があるでしょうか。

そのほかには、外の泥砂などの汚れを持ち込まないといった効果もあるかもしれません。ただ、息子は中学生で公園で遊ぶ年齢ではないですし、家の周りは舗装されている路になりますので靴が砂で汚れるということも少なく、筆者の暮らしではあまり必要とはしていません。

そうなると筆者にとっての玄関マットを取り入れるメリットは、インテリア的要素がメイン。そのため、筆者は玄関マットを取り入れていません。玄関マットがあることで、雰囲気が見違えるほどよくなるのであれば取り入れたいとは思いますが、わが家の玄関ではとくにそこまでの効果は得られなさそうです。

玄関マットを取り入れないことで、マットのホコリをはたいたり、洗濯したり、掃除機をかけるときにマットを持ち上げたりする手間がないことの方がメリットになっています。

トイレマットがあるとマットの手入れも床掃除も必要に

トイレ

トイレマットを取り入れることのメリットは、床の汚れを防止できること。トイレマットがあれば、床に飛び散る汚れをガードできます。

しかし、トイレマットを敷いていても定期的な床の掃除は必要です。全く床の掃除が必要なくなるのであればメリットは大きいですが、トイレマットを敷いていても床の掃除が必要なことに変わりはありません。

そうなると、トイレマットを洗濯することの方が手間がかかりデメリット。とにかく手間を減らしてラクしたい筆者は、清潔を保つためにこまめな洗濯が必要になるトイレマットを取り入れるより、トイレマットのない床をふき掃除だけをする方がラクだと感じています。