子育てが落ち着いた今、思うこと

夫が大事に育てている盆栽
夫が大事に育てている盆栽
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小屋にあるものより、夫がさらに大切にしているのが、長年育ててきた盆栽たちです。

正直に言って、若い頃は盆栽を手間のかかる存在だと感じ、もっと数を減らしてほしいと思っていました。幼い子どもたちの世話をしながら、夫に代わって一日何回も水やりをしなければならなかったり、家族で旅行するたびにだれかに世話を頼まなければならなかったりして、盆栽自体は好きだったものの、当時の私にはまだ愛でる余裕がなかったのです。

しかし子育てが落ち着いた今、窓から盆栽を眺めて季節の移ろいを感じるひとときが私にとって心の癒やしになりました。大変なこともありましたが、夫に無理を言って盆栽を減らしてもらわなくてよかったな、と思います。

ちなみに私たち夫婦のものの持ち方について、子どもたちからなにか言及されたことはとくにありません。ものが多くても少なくても、人それぞれでいいと思っているのではないでしょうか。「2人とも充実していて楽しそうだね」とよく言われます。

私はマキシマリストの夫から、ものを通して得られる経験や思い出もたくさんあることを学びました。夫の想像力の豊かさも、ものを使うことで培われた才能なのかもしれないと思っています。

私としてはそろそろテレビを手放したいと思っているのですが、夫は時代劇や歌番組を観ることが好きなので、当分は難しそうです。でも、「それもまたいいか」と気楽に受け止めています。

pocohahaさんの暮らしをつづった書籍『66歳、まずやってみる。人生を愉しむシンプル暮らし』(ponpoco著・扶桑社刊)では、pocohahaさんが50~60代で行った工夫を紹介。インテリア、料理、家事、ファッション、美容、実家の片づけ、人間関係など、生活全般について掲載しています。

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