保存袋でつくれる!「今井家の梅干し」レシピ

梅干しのハードルが高いのは、手間がかかるうえ、途中で傷みそうだから。そこで、消毒が簡単な保存袋を活用。梅が早いうちに梅酢につかるため、カビの心配もぐんと減らせます。気をつけるのは、傷ついた梅は使わないこと。それらはポン酢やジャムにして、おいしく味わいます。

●今井家の梅干し

今井家の梅干し
梅干しが手軽につくれます
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【材料(つくりやすい分量)】

  • 完熟梅 600g
  • 焼酎(アルコール度数25%以上) 1/4カップ程度
  • 粗塩 108g(梅の重量の18%)

【つくり方】

梅を消毒する

(1) ジッパーつき保存袋に梅を入れ、焼酎を加えて梅と袋全体になじませて消毒します。余分な焼酎を捨てる。

塩をまぶす

(2) (1)の袋に塩を入れ、ジッパーを閉じ、振るようにして梅全体にまぶす。再度、念入りに空気を抜きながら、ジッパーを閉じる。

漬け込む

(3) 保存袋から梅酢が漏れたときに備え、バットなどにのせて常温におく。1日1回、袋を揺らして塩、梅酢、梅をなじませる。

梅酢から梅が出ているとカビる原因になるので、常に梅が梅酢につかっている状態を保つ。2、3日たっても梅酢が十分に出ない場合は、保存袋の上に本などを置いて重しをする(梅酢が十分に出たら外す)。そのまま3週間以上おく。

【ポイント】

漬けられた梅

梅全体が常に梅酢につかっていれば1年保存可能。自分のタイミングで干せます。

梅を干す

(4) 晴れの日が3日続くタイミングを見計らって干す。ザルにクッキングシート(一度くしゃっとさせて広げると梅がくっつきづらくなるのでおすすめ)を敷いて、梅酢から取り出した梅を重ならないように並べる。

梅干しのできあがり

(5) ときおり裏返しながら、3日間日光に当てる。夜は屋内に入れる。表面がシワっぽくなり、表面にうっすら塩が吹いた状態になれば完成。

[全量173kcal]

 

・保存期間

冷暗所で保存。塩分濃度を守れば消費期限はなし。

●梅酢も楽しめる!

梅酢

梅酢は煮沸消毒したガラスビンに入れ、封をして冷暗所で保存する。

※ つくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう