毎朝の支度には、なるべく時間をかけたくないもの。
ESSEが注目する、暮らしやすいインテリアや収納の達人・鈴木淳子さんは、化粧に使うコスメや道具を「マグネット収納」することで、時短かつノーストレスになったといいます。
100円ショップのアイテムでできるというこの収納術について、詳しく教えてもらいました。
散らばりやすい化粧品や道具はマグネット収納! 簡単にDIYできます
お化粧になるべく時間をかけたくない私は、毎朝、洗面所でお化粧をしています。
これまでは化粧ポーチに毎日使うものをまとめて、洗面台の端に広げていたのですが、場所が狭いため、洗濯機との間に落としたりしてイライラしていました。
そこで、洗面台の扉裏にマグネットでくっつける収納にしてみたところ、イライラが激減。快適になりました。
ここからわが家のお化粧コーナーのつくり方をご紹介します。
用意するものは、すべて100円ショップで購入できるものです。
【材料】
・ホワイトボード
・両面テープ
・シールタイプのマグネット
・ハサミ
(1)少し力を入れて、ホワイトボードを解体し、薄い鉄板だけの状態にします。このとき、長い枠からはずしていくと解体しやすいです。鉄板に接着剤が残ってしまう場合があるので、そのときは、カッターで切り離すときれいにとれます。
そして、その裏に、両面テープをはります。よほど重たいものをつけない限りは、強力タイプでなくても、問題なく使うことができます。
(2)化粧品や道具を収納したい場所を決めます。立った状態で、出し入れしやすい洗面所の扉裏(洗面台の鏡裏がおすすめ)で、扉を閉めたときに、少し隙間のある場所がいいでしょう。
(3)(2)の場所に、(1)の鉄板をはりつけます。ポイントは、扉がきちんと閉まるように、扉裏の横幅よりも鉄板の横幅を小さくすること。鉄板は、キッチンバサミで切ることができます。
(4)収納したい化粧品のケースの裏に、シールタイプのマグネットを切ってはりつけます。強度がたりない場合には、マグネットを重ねてはると、強度が増します。
わが家の場合は、パウダーファンデーション、アイシャドウ、チーク、練りタイプのフレグランス、クリームに、それぞれマグネットをはりつけています。
化粧品を使いきって新しいものに変えるときは、裏側のマグネットをとり、両面テープで新しいものの裏側につければ、マグネットは再利用可能。
折りたたみタイプのヘアブラシ&コームは、折りたたんだときにまっすぐ水平になる部分にマグネットを取りつけています。
使い捨てゴムのような細々したものは、ケースに入れて、そのケースの裏側に同じようにマグネットをつけることで、くっつけ収納することができます。このとき、ケースを透明にしておくと、中身がひと目でわかり便利です。
よく使う髪ゴム、ビューラーは、マグネットフックの裏にマグネットをはって、引っかけ収納。
ヘアピンなど、マグネットにくっつくタイプのものは、鉄板にマグネットをつけて、そこにくっつけて収納しています。
「ホワイトボードを解体して扉裏にはる」というと、手間がかかるように思えますが、実際は10分もあればできてしまいます。
一度はってしまえば、くっつけるものや場所は手軽に変更することができるので、ライフスタイルが変わっても臨機応変に対応でき、とても便利。
また、両面テープではっているだけなので、家具に傷をつけることなく元の状態に戻すことができるところもお気に入りです。
●面ファスナーをつけると外出先でも便利
ここからはちょっとひと手間ですが、私はパウダーファンデーションとアイシャドウとチークのケースの裏側に、シールタイプの面ファスナーもつけています。
そして化粧ポーチにも、その対になる面ファスナーをつけています。
こうすることで、ポーチの定位置に化粧品をくっつけることができます。外出先や旅先でも、ポーチの中でお化粧道具がぐちゃぐちゃにならず、入っているものがひと目でわかるので便利です。