ロボット掃除機が動き回れるよう間取りや建具を工夫
最終的に建った家は、階段のない平屋。とことん段差をなくしたバリアフリー仕様にしました。さらに、ロボット掃除機が全部屋を掃除できるよう、動線や建具も工夫しました。
●ロボット掃除機が動き回れるようバリアフリーに
すべての画像を見る(全8枚)わが家には、LDKに隣接して和畳コーナーがあります。畳コーナーというと、小上がりにして下の部分をリビングの収納に活用するプランを、リサーチ段階でよく見ました。
そのメリットは十分に理解しつつ、筆者は、LDKからそのまま畳コーナーも掃除できるよう、フラットにつなげることにしました。
同様に洗面所や脱衣所もバリアフリーに。玄関の框(かまち)以外は、どの部屋も段差がまったくありません。
●ドアはロボット掃除機が通りやすい形状のものに
わが家は、ロボット掃除機がぐるっと回って戻って来られるよう、回遊動線の間取りにしました。ですから、各部屋のドアをあけっ放しにしておけば、キッチンや洗面所、クローゼットの中まで、ロボット掃除機が掃除してくれます。
そのために、考慮したのがドア選びです。個室の開き戸は壁際までしっかりあくように。水回りのドアはつり戸(写真)にして、下の床の部分に溝をつくらなくてもOKのものを採用しています。
この結果、ロボット掃除機がドアにぶつかったり、溝で立ち往生したりすることはありません。
ちなみに、以前住んでいたのは、一般的な引き戸が多い家でした。ですから床には、レールの溝が。ここにたまるホコリが、掃除機では取りきれませんでした。結局、ふき掃除もしなければならず、結構な手間に。新しい家では、そうしたストレスがゼロになりました。