とにかく荷物を最小限にしてみる

旅には使いやすいカバンを持つのがおすすめです。ちなみに私はスーツケース派。転がすだけでいいので、移動がしやすいからです。たくさん荷物も詰められるし上から押し込んだら、思った以上に収納できるのも利点です。

ただし、スーツケースは転がすだけじゃなくて持ち上げることもあります。腕力が衰えてくる50代以降は、自分が持ち上げられる以上の重さの荷物を持つのは危険です。

スーツケース
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10kgの米袋を下げてどれくらいの時間耐えられますか? たくさん荷物を持って行きたい人は、「もしも」のときを考えて、あれこれに詰め込みたくなるもの。それは「不安」が引き金になっているのかもしれません。

そういう人は、まずカバンを小さくして、必要最小限のものだけ準備してみてはいかがでしょうか? もし、必要にせまられたら現地で調達すればいい! というくらいの心意気で身軽に旅する方が、余計な労力を使わなくてすみますよ。

旅先にスカーフを1枚持っていく

夏でも、冬でも旅の荷物に「スカーフ」を1枚必ず持っていきます。夏は冷房の風よけになるので、肩からかけたり、冬は首元がスースーと寒かったりするので首に巻いたり、50代以上にとってはとても役に立つものです。

ファッションだけではなく、風呂敷代わりにもなって衣類を包んでバッグに収納したり、両方の角と角をきつく結べば、あっという間に布バックに早変わり。大浴場にいくときはそこにタオルや着替えを入れて移動すれば、ちょっと便利なうえにオシャレなので、重宝しています。

水分をしっかり携帯する

夏は、みなさん意識して水分を取るようにするかもしれませんが、冬の水分補給も重要です。だれかと一緒だと「ちょっと休まない?」なんていってカフェにも入りやすいのですが、ひとりだと休むことをあと回しにしがちです。

「お茶タイム」をプランに入れるのも大事ですが、お水などの水分を必ず携帯することも忘れずにいましょう。「喉がかわいたな」と感じていたら、すでに水が足りてない証拠です。定期的な水分補給が50代ひとり旅の健康を守ってくれます。

スマホの電源をオフする時間を意識的につくる

スマートフォンと女性
※写真はイメージです

私は、ブログを書いていることもあり、いいことがあったり、発見したりすると、人に教えたくなる性分です。おいしいもの、すてきな風景をみると、味わうよりも先にスマートフォンのカメラを向けてしまう。それは、それで貴重な記録ではあるのですが、なんだかもったいない気もします。

今この瞬間を味わうには、スマホはやや邪魔になることもあるのではないでしょうか。スマホの通知をオフにするとか、電源を切ってバッグの中で大人しくしてもらう。そんな時間をつくるように心がけています。すると、移動中の電車の窓からだって目に焼きつけておきたい風景に出会えることも多いです。

 

ちょっとだけひとり旅の楽しさを深める10個の秘訣をお届けしました。ひとり旅同志が旅先で出会って親しくなる。そんな世界が広がるといいなぁ、と思っています。

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