共感力のある子に育てるなら、共感型の対話をしよう

日本の男性は共感型の会話ができない人が多いです。理由は、この国の母たちが、息子相手に共感型の対話をせず、ゴール指向問題解決型の対話をしがちだからでしょう。

みなさんも、次の例のような会話に覚えはないでしょうか?

息子のトリセツ
『まんがでわかる! 息子のトリセツ』(扶桑社刊)より
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息子「今日、こんなことがあって」
母「あんたも、ぐずぐずしてるからね」《問題点の指摘》
息子「……」
母「いやなら、やめちゃえば?」《問題解決》

日頃、このように問題解決型の対話を使っている人は多いのではないでしょうか。同じことを夫にされたら、けっこうムカつく会話を、つい息子とはしてしまうものなのです。一方の共感型の会話になると、どんな変化が生まれるのでしょうか。

息子のトリセツ
『まんがでわかる! 息子のトリセツ』(扶桑社刊)より

息子「今日、こんなことがあって」
母「あー、それは、つらいよねぇ。そこは、はっきり言っていいのでは?」《共感》
息子「うん、次はそうする」
母「がんばってね。あなたなら大丈夫」《承認》。

男子は、基本的に、母親から「ことばのエスコート」を教わらないと、ほかにチャンスがありません。男同士は、ゴール指向問題解決型で話をするからです。反対に、母親と共感型対話の訓練ができていれば、自然に、ことばのエスコートができる息子に育っていきます。

 

男性脳の傾向と男の子を伸ばす育て方についてもっと知りたい方は、『まんがでわかる! 息子のトリセツ』(扶桑社刊)も参考になさってください。

まんがでわかる! 息子のトリセツ

まんがでわかる! 息子のトリセツ

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