「あなたはどう思う？」という逆質問で、脳の奇跡は広がる
時間があれば、質問に対して「あなたはどう思う？」と聞いてみるのも面白いです。
我が家の息子が、絵本の虹を見ながら、「虹はなぜ7色なの？」と尋ねてきたとき、私は「あなたはどう思う？」と聞いてみました。すると彼は、「おいらはねぇ、神様に7つのものの見方があるからだと思うんだ」と、にっこり笑ったのです。
多くの人に、虹が7色に見えるのは、実は脳の特性です。脳の中に、「とっさの認知のために使う、超短期記憶の場所」があり、それが7つの人が大多数です。だから、虹は7色に見える。それが、脳の認知構造を知る人の答えなのです。
聖書にも、知恵の女神は、7本の柱を切り出し、その宮殿を建てたとする一説があります。この言葉は、脳科学や認知心理学の学徒には、強い衝撃を与えます。
そして、脳を研究する母親に、保育園生の息子がさりげなく言った、先のひと言。脳に「7つの認知の仕組み」があることを、古代の人も知っていたし、息子も感じていました。脳とは、奇跡に満ちた場所だなぁと、つくづく思います。
男性脳の傾向と男の子を伸ばす育て方についてもっと知りたい方は、『まんがでわかる！ 息子のトリセツ』（扶桑社刊）も参考になさってください。
