手づくりの小さな食卓と「絶景食堂」
すべての画像を見る(全4枚)となると「小笠原さんは、どこで食事をとるの…?」とお思いでしょう。そこで、古い籐のスツールを2台並べた上に、解体した本棚のボードを渡し、更紗のクロスをかけた食卓をつくりました。
40年前に買ったこのスツールが好きで、座面中央が劣化して座れなくなったのに捨てずにいたことが功を奏しました。食卓としては低く、とても小さいのですが、「おひとりさま食」には最適。
とかく携帯や眼鏡、鍵、雑誌など「ちょっと置き場」になりやすい食卓が、あまりの狭さで置けないため、おかげですっきり保つことができます。
その食卓はリビングの隅に、野原と林だけを望む我が家の"絶景エリア"に置いています。正面のガラス戸には、メモ用紙をさまざまな形に切り抜いてつなげたモビールが、カーテン代わりの目隠しとして、下げられています。ここを「絶景食堂」と呼んでいます。
おかげで朝食が楽しみで、起床しています。
小笠原洋子さんの新刊『財布は軽く、暮らしはシンプル。74歳、心はいつもエレガンス』(扶桑社刊)は2月21日に発売予定。