2024年も高騰が続くと予想されるガソリン代を節約するために、ガソリン車の運転で常日頃気をつけることは？ 環境にも財布にも優しいエコドライブの方法を、モータージャーナリストの藤島知子さんが教えてくれました。
ガソリン代節約のカギはムダな加速＆減速をせず、先読み運転をすること
クルマは運転の仕方次第で燃費アップが期待できるもの。まず気をつけたいのは、燃料をムダに消費してしまうブレーキと再加速の繰り返し。
エコドライブを実現するために、先読み運転を心がけることが大切です。少し先の信号まで見とおし、前のクルマが停止しそうなときは早めにアクセルを緩めて惰性走行に。不要な加速はやめましょう。
さらに、ガソリン代の節約になるポイントはほかにも！
●急発進はNG！ 5秒かけて時速20キロに
クルマがもっともガソリンを消費するのは、発進時です。そのため、急発進しないことが大切です。
止まった状態から、クルマの車速が20キロの速度に到達するまでに5秒かけるイメージで、ふんわりとアクセルを踏み込んでいきましょう。
●3分間以上停車するならエンジンを止める
ちょっとコンビニに立ち寄ったときや、待ち合わせや荷物の積み降ろしなど、クルマを停車しているときにエンジンをかけたままにするのはNGです。アイドリングも燃料をムダにしています。
目安として3分間以上停車するなら、エンジンをきる習慣をつけましょう。燃料もCO2の排出もカットできます。
●平均燃費を確認して運転の仕方を見直す
クルマに搭載されている燃料計などで、1L当たりの走行距離をチェックするのもガソリン代の節約に効果的。
急発進やアイドリングなど、自分の運転の仕方で燃費が変わることがわかると、走り方を見直す習慣がつきます。定期的に燃料計をチェックする習慣をつけましょう。
ESSE2月号の特集「食費・水道光熱費・ガソリン代をカット プロが本当にやっている！ 節約ワザ」では、2024年の物価動向をFPの横山光昭さんが解説。さらに、プロが実践している「食費・水道光熱費・ガソリン代」の節約ワザも紹介します。この機会に家計を見直し、物価高を乗りきりましょう。
