●がんサバイバーになって気づいたこと、考えたこと

病室
(※画像はイメージです)
すべての画像を見る(全2枚)

石井先生が入院中の無菌室の中でもしていたのが、「スロースクワット」です。

それは、4秒かけて腰を落としたら、そこで4秒キープ、次に4秒かけてゆっくり立ち上がるというもの。石井先生は、これを8回×3セット行っていました。

「2度のがんを乗り越えられたのは、主治医とスタッフの皆さんの最適な治療のおかげであったことはもちろんですが、私自身、長年のトレーニングによる基礎的な体力があったからこそ、厳しい治療を乗りきることができたのだと思います。筋肉を鍛えていたからこそ、無事に元気な体で自分の家に帰ってくることができたのです」

東大病院の多くの患者さんのデータ分析からも、大腰筋(だいようきん)が太いほど、つまり体幹の筋肉がしっかりしているほど、術後の回復が早いことがわかってきています。

石井先生は、実際に困難ながん治療と手術を経験して、「筋肉をしっかり維持しておくことがいのちを助ける大きな力となる」と改めて実感するようになったそうです。

「根気よくスロトレを続けていくことで、筋力が強化されれば、生活スタイルが変わり、生活の質も上がっていきます。そしてそれが、健康維持やがん、ほかの病気の予防にも役立っていくことは言うまでもありません」

鍛えれば筋肉は味方する いのちのスクワット』(扶桑社刊)では、石井直方東大名誉教授が人生100年時代を見据えて開発した新発想の「スロースクワット」を紹介しています。週2~3回するだけで、ヘビー筋トレ並みの効果が! 最新の研究によると、筋肉を鍛えると足腰が丈夫になるだけでなく、糖尿病やがん、認知症予防、免疫力UP、肥満の予防などのさまざまな効果が期待できるそうです。知られざる筋肉の役割についても解説しています。

いのちのスクワット 鍛えれば筋肉は味方する

いのちのスクワット 鍛えれば筋肉は味方する

Amazonで見る