●新NISAはこんな制度です

NISA
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「新NISA口座」で、できることは以下です。

・年間投資枠が大幅に拡大

・非課税保有期間が無期限化

・制度が恒久化

投資は、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つで運用できます。つみたて投資枠は、「長期・積立・分散」に適した一定の投資信託で積み立てながら投資ができるもので、成長投資枠は上場株式や投資信託を購入、積み立てることができます。NISA口座の最大の特徴としては、投資などで出た利益に対する税金が非課税となりますので、先ほど例として挙げた年3%で100万円の運用益が、税引き前30万246円そのまま利益として受けることができるというわけです。ですから、せっかく投資で利益を出しても「約20%も税金で引かれるのは嫌だな、損だな」と思う方はNISAを始めてみてもいいかもしれません。

1年間の投資枠はつみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円の合計360万円で、非課税保有限度額が1800万円で、もし売却をした場合、その翌年に投資枠が復活しますので、1800万円の総枠の中で繰り返し投資をすることができる仕組みです。

●投資にまとまったお金は不要です

これから将来に向けてコツコツと資産運用をしたいと考えているなら、「新NISA」口座開設は始めどきでです。現行の一般NISAやつみたてNISA口座を開設している方は、そのまま「新NISA」口座が同じ金融機関で自動的につくられ、つみたてNISAや一般NISA口座(※)で積み立てている投資信託もそのまま引き継がれます。

一般NISA口座の積み立ての場合は一部引き継がれない金融商品もあります。

投資をしてみたいけど、まとまったお金がないからと二の足を踏んでいませんか?

今は100円から投資信託が買えたり、楽天証券では楽天ポイント、SBI証券ではTポイント、Pontaポイント、Vポイントといったポイ活で貯めたポイントでも投資をすることができる時代です。そう考えると、投資のハードルはそれほど高くはないと言えるでしょう。NISA口座を開設して、貯めたポイントは、100ポイント単位で投資信託を購入や積み立てをしたり、やりくりをしたお金を100円単位で投資信託をスポット(好きなタイミング)で購入することもできます。

【投資のお金を捻出する方法】

・ポイ活をしてポイント投資をする…100ポイントから投資信託が買えます

・つもり貯金ならぬつもり投資…買ったつもりで浮いたお金を投資に回す

・固定費の見直しをして浮いた分を投資へまわす…たとえばサブスクを解約して毎月1000円積み立て投資へ

・強制的に積み立てる…悩んでいる時間がもったいないのでとりあえず1万円投資にして後はほったらかしにする

など、意識を投資へ向けることで、なにかしらの形でお金を捻出することができるはずです。意識が変われば資産運用の方法も変わります。生活に必要なお金は確保しつつ、やりくりで浮いたお金は投資へ回す仕組みをつくるだけです。今は、スマートフォンのアプリで投資ができますので、積み立て額の決定や金融商品の設定も簡単にできます。

金融庁の資産運用シミュレーションを使って資産運用を考えてみましょう。

シミュレーション
金融庁資産運用シミュレーションより

金融庁のHPには、毎月の積立金額と想定利回り(年率)積立期間を入力すると最終積立金額とグラフ、アドバイスを見ることができますので、将来を考えながらじっくりシミュレーションしてみてはいかがでしょうか?