家にあるものの適量は人によってさまざま。「ものが多かった頃よりも、ものが少ない今のほうが自分に合っていると思います」と教えてくれたのは、Instagramで約8.2万人のフォロワーをもつsumiさん。少ないものの量ですっきりと暮らしているsumiさんに、物量を減らしてよかったことや、少ないもので暮らすメリットを教えてもらいました。

リビング
すっきり暮らすsumiさん宅のリビング
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スッキリ暮らしのきっかけは家族と向き合う時間の確保。実際に感じるメリット

「もともと家の中のものの量は多い方で、とくに服の量が多かったですね。そんな私がものを手放して、シンプルに暮らすきっかけをつくったのは長男なんです。子育てに向き合う中で、多すぎるものは邪魔でした」(sumiさん)

今でこそ徹底したものの管理を行っているsumiさんですが、もともとは服が好きで年間200着ももっていたのだとか。しかし、家族と向き合う時間を確保したいと考えたとき、毎朝服を選ぶ時間や家事に追われる時間がもったいないのではないかと思うようになったと言います。

クローゼット
もちものも少なめにしています

約1年かけて服を手放したsumiさん。実際にものに占領された状態から抜け出してみてまず感じたのは、目論見通り家族のために使える時間を確保できたという充足感でしたが、このほかにもスッキリ暮らしのメリットがありました。

●(1)家事の手間が減り、掃除がラクに

子ども部屋

「掃除が圧倒的にラクになりました。ものが多かったときはまずものを片づけて、それから掃除機をかけなければなりませんでしたが、もとからものがないので、思い立ったときにすぐロボット掃除機に頼れるようになりました」

掃除にかかる時間や片づけをする時間が労力的にも、時間的にもかなり軽減したそうです。

ものを管理するためには相応のスペースと時間が必要。たくさんのものを所有することで、大切な時間までも占領してしまうとは…。「日々の時間がたりない」という人は、ものの処分について見直してみると良いかもしれません。

●(2)子どもたちのケガの心配が減り、安心につながった

「ソファとローテーブルを処分したことで、子どもがケガをする心配が少なくなりました」

ソファから足を踏み外して落ちてしまったり、ローテーブルに体をぶつけたり…。子どもは好奇心旺盛だからこそ、思いもよらないところでケガをしてしまったりすることもあります。初めからケガの原因となる可能性のあるものを置いていなければ、ケガをすることもありません。

ソファセットを手放したことで、臨機応変に使い勝手を変えられる、子育て向きの広々としたリビングになりました。